オオアオジタトカゲの基本情報
オオアオジタトカゲ
学 名:Tiliqua gigas gigas別 名:アンボンアオジタトカゲ英 名:Indonesian Blue-Tongued Skink分 布:インドネシア全長:最大60cm 最大70cm インドネシアからニューギニアに広く分布するオオアオジタトカゲTiliqua gigas の基亜種です。
オオアオジタトカゲは、以前はオーストラリアのヒガシアオジタトカゲ(ハスオビアオジタトカゲ)の亜種とされていたのですが、現在は別種とされ、以下のように3亜種に分けられて扱われています。
- オオアオジタトカゲTiliqua gigas gigas ・・・基亜種。インドネシアに分布
- インドネシアアオジタトカゲ(イリアンジャヤアオジタ、ニューギニアアオジタ)Tiliqua gigas evanescens ・・・ニューギニア島に分布
- カイアオジタトカゲ(ケイアオジタ)Tiliqua gigas keiensis ・・・カイ諸島、アルー諸島に分布
本亜種の形態上の特徴として、やや細長い体型であり、四肢が黒色の個体が多い事が挙げられます。また基本的に目の後ろの黒色のラインは細く不明瞭です。背面には明褐色から灰褐色地に黒色から暗褐色、赤褐色のバンドが入ります。ただし、これらの体色には変異があるため、なかなか慣れないと見分けるのが難しいようです。 その他、アオジタトカゲ一般の分類や生態はキタアオジタトカゲの項を参照して下さい。
その他、オーストラリア産のアオジタトカゲと比較したときに、やや多湿環境を好むとか、若干気が荒いとか、出産数が異なるとかのいくつかの点が挙げられています。
オーストラリア産の個体に比べると、WC個体が流通するため安価ですが、飼育もしやすく初心者にも勧めやすいトカゲです。
私は、なかなか飼育する機会に恵まれていないのですが、どうやら本当にいいトカゲらしいです。
赤っ恥をかかない程度の知識
- いわゆるオーストラリア産でないアオジタトカゲ
- オーストラリアのアオジタトカゲとは別種
- 3亜種に分けられている
- 胎生
- 雑食
- 飼育しやすい
オオアオジタトカゲの飼育情報
飼育容器60cmクラス以上の容器で床面積が広いもの。ペア飼育で1m×1m
温度
基本は25℃程度。ホットスポット下は32℃前後で設置。容器下にフィルムヒーターを敷く。繁殖をさせないのならば冬期も保温する。
照明
爬虫類用の紫外線灯やバスキングランプが必須。できれば直射日光で日光浴をさせる。
床材
ヤシガラ土などの保湿性がある素材。潜れるように厚めに敷く
容器内レイアウト
シェルターと小さめで倒れない水入れ
餌
雑食性。昆虫類、ピンクマウスなど動物性タンパク質、果実、トカゲ用の配合飼料、ふやかしたドッグフードや九官鳥フードなどをバランス良く与える。
基本的な世話
湿潤系トカゲの飼育に準ずる
※「飼育の基本情報」は「爬虫・両生類ビジュアルガイド トカゲ2(誠文堂新光社)」および海外サイトを参考にしました。
【関連記事】