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ヒメナンダ
学 名:Ptyas korros別 名:-英 名:Indo-Chinese Rat Snake, The Smaller Rat-Snake分 布:中国南部からインド全 長:100-200cm 最大230cm
中国南部ではかなり一般的で、食材として非常に重要なヘビです。中国ではナンダPtyas mucosus が大きくて、美味なヘビとして珍重されていますが、そのナンダの代用として消費され養殖の研究なども進んでいます。特に日本でも有名な「三蛇酒」に使われるヘビとしてタイコブラ、キイロアマガサとともに重要です。
体型は細長く、特に尾部が全長の25%近くを占めるため、全長の割にはあまり大きく見えないヘビです。体色は灰褐色で、鱗が黒く縁取られているため細かい網目模様に見えます。また目が大きいため顔つきは比較的かわいらしく見えます。
水田周辺を中心に、さまざまな環境で生活しているため、人間の目にもつきやすいヘビです。基本的に昼行性で、両生類を中心にさまざまな脊椎動物を食べています。
飼育下では4-5月にかけて交尾を行い、7月頃に産卵が観察されています。卵は20個前後産卵するようで、中国の繁殖記録では33-37×18-19mmの卵径の卵を23個産んでいます。卵は22-27℃で60日後に孵化に至り、全長30cm前後の幼蛇が生まれたそうです。
基本的に地味なヘビで、コレといった特徴もありません。中国で養殖の研究が進んでいるところから飼育も比較的しやすいヘビのようです。ただし動きもかなり速く体も硬いため他のラットスネークの仲間から比べると扱いは難しいかもしれません。
かなりおいしいヘビだそうですが、どうなんでしょう...?で、全長が最大で230cmって...ぜんぜん「ヒメ」じゃねーよ。赤っ恥をかかない程度の知識- 東南アジアで一般的なヘビ
- 無毒
- 食用として重要。おいしいらしい
- 三蛇酒を構成する一種
- マウスは食う
- 動きは速い
- 目が大きい
- ヒメとつく割にはでかい
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飼育の基本情報 |
飼育容器 | ヘビの大きさに合わせフタがしっかりとできるプラケースや衣装ケースなど。高さの低いフラットプラケでも可。大きさはよく言われるようにヘビがとぐろを巻いたときの3倍程度以上の床面積があればよい |
温度 | 20℃を切らなければ保温の必要はない。冬場も冬眠可能 |
照明 | 特に必要なし |
床材 | ウッドシェイブなど。新聞紙やクッキングペーパーでも良いが潜ってしまう。 |
容器内レイアウト | 体全体が浸かるような倒されたりあふれたりしない水容器とシェルターを設置する |
餌 | マウスに餌付いている場合は大きさに合わせたマウスを置き餌にする。冷凍を解凍したものでよい。餌付かない場合はカエルを使う |
基本的な世話 | いわゆるナミヘビの飼育方法動きが速いので飼育容器は大きめにして、扱いに注意する※「飼育の基本情報」は海外サイトを参考にしました。 |
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