カメレオンモリドラゴンの基本的な知識カメレオンモリドラゴン 学 名:Gonocephalus sophiae別 名:-英 名:Blue-eyed Tree Dragon分 布:マレーシア、インドネシア全 長:40cm前後 |
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カメレオンの名を冠するように、鮮やかな体色変化を行う東南アジアのモリドラゴンです。 頭部のクレストが大きく発達し、背中線の棘状突起も立派で、派手な体色をより一層引き立てています。吻端は短く四角っぽい形状をしています。特にオスは咽頭垂も発達しているため横から見ると平たい感じですが、頭部を中心に厚みはかなりあり存在感があります。体色はカメレオンのように環境や精神状態などによって変えることができますが、個体差も大きく写真の個体のように緑色地にオレンジ色のスポットが目立つ個体から緑色や褐色一色の個体までさまざまです。 他のモリドラゴンと同様に熱帯雨林に生息していて、昼行性でありほとんどは樹上生活をしていますが、地面に下りて行動をしていることも多いようです。少なくとも飼育下では、怒ったりすることもあり気が荒い一面を見せることもあるようですが、あまり行動的なトカゲではないようです。 モリドラゴンの仲間としては比較的ポピュラーで人気もありますが、輸入直後は餌も食べず疲弊しているようで、立ち上げに苦労をする種類のようです。ただし、環境になれてしまえば比較的頑強な種類で飼育も軌道に乗せやすいようです。おそらく持ち込み腹での産卵と思われますが、ときどき親にそっくりなベビーが売られていることがあります。 結構人気がある種類の割には海外サイトでの情報が皆無でした!スミマセン!! |
- 東南アジア産
- カメレオンのように体色を変えることができる
- 色彩には変異が大きくあまり雌雄差もないらしい
- 導入直後の立ち上げに苦労する
カメレオンモリドラゴンの飼育方法
飼育の基本情報〈飼育容器〉
90~120cmクラス以上の水槽、自作の木製ケージなど。側面を金網張りなどにした通気を確保できる容器
〈温度〉
基本の温度を25-28℃前後としてホットスポット部は28-30℃程度にする。夜間は20℃を下回らない程度
〈照明〉
紫外線灯とバスキングランプが必要だがあまり強い光は好まない
〈床材〉
ヤシガラ土など保湿性があるものを厚めに敷く
〈容器内レイアウト〉
登り木になるような木の枝を配する。水入れはそのままでは飲まないのでエアレーションやドリップ式などの工夫をする。
〈餌〉
昆虫類。2-3日に1度。ピンセットで給餌する。
〈基本的な世話〉
- 樹上性トカゲの飼育に準ずる
- 購入の際に調子が良い個体を選ぶ
- 一日のうちで湿度が100%になるようなタイミングを作る
- 木漏れ日のような明るい場所と暗い場所を作る
- 高温になりすぎないように注意する
※「飼育の基本情報」は「ビバリウムガイドNo23(マリン企画)」「爬虫・両生類ビジュアルガイド トカゲ1(誠文堂新光社)」および海外サイトを参考にしました。
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