TOP>トカゲ>オオトカゲの仲間>トリカラーモニタートリカラーモニター
学 名:Varanus yuwonoi別 名:セグロオオトカゲ英 名:Tricolored Monitor,Rainbow Monitor分 布:インドネシア(モルッカ諸島のハルマヘラ島の東部)全長:110cm程度ターコイズモニター同様に1998年と非常に最近に新種記載されたモニターです。英名が示すように、成体は非常に複雑な色彩をしています。基本的には尾部の先端から青、付け根から胴体後半にかけてがオレンジ混じりの黄色、胴体の前半が黒、頭部背面は黒ですが下あごから喉部が黄色、前肢は付け根から手の甲は黒ですが指は青、後肢は付け根から指に向かって黄色から青に変化していき、体全体に細かい黒のスポットが散在しています。トリカラーよりもレインボーの方が本種の特徴を表しています。
自然下での生態等はほとんどデータがなく、よくわかっていませんが、おそらくターコイズモニターと同様の生態と思われます。
現地での生息環境の破壊によって、非常に個体数も減少していると思われ、流通は非常にまれです。飼育下でも神経質で飼育しにくいということですので、安易な飼育は避けて、できる限りCB化を目標にするのが最優先と言える種類です。しかし本当にスゴイ。日本はこんなのも流通するのですから。幸せですよね。我々は。
CITES(ワシントン条約)の付属書II類掲載種
飼育の基本情報 |
飼育容器 | 底面積150cm×80cmクラス以上の飼育施設が必要。立体活動も行うので高さも十分に。さらに通気性も重要。 |
温度 | 基本は26℃程度。ホットスポット下は50℃前後で設置。容器下にフィルムヒーターを敷く。ケージ内に温度勾配を作ること。 |
照明 | 爬虫類用の紫外線灯やバスキングランプが必須。できれば直射日光で日光浴をさせる。 |
床材 | ヤシガラ土など、多少湿度を保持できる素材を厚めに敷く。 |
容器内レイアウト | 止まり木になるような太めの枝を一本だけ斜めに立てかける。水にはあまり入らないので、水容器は小さめでよい。 |
餌 | コオロギを中心にウズラ、マウスなどを少量。栄養添加剤は必須。 |
基本的な世話 | オオトカゲ類の飼育に準ずる |
※「飼育の基本情報」は「大蜥蜴世界(マリン企画)」「爬虫・両生類ビジュアルガイド オオトカゲ&ドクトカゲ(誠文堂新光社)」および海外サイトを参考にしました。 |
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