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アフリカウシガエルの基本情報と飼育方法…大型のアカガエルの仲間!

今回は、アフリカウシガエルの基本情報と飼育方法をご紹介いたします。アフリカウシガエルは、アフリカのサバンナに生息する大型のアカガエルの仲間です。特にオスは非常に大型になり、他のカエルと異なりメスは小型。飼育もしやすく飼って楽しいカエルと言えるでしょう。

執筆者:星野 一三雄

アフリカウシガエルの基本情報

アフリカウシガエルの基本情報と飼育方法

撮影協力:DINODON

アフリカウシガエル
学 名Pyxicephalus adspersus別 名:-英 名:African Bull Frog分 布:アフリカ南東部全長:140-200mm 最大240mm

アフリカのサバンナに生息する大型のアカガエルの仲間です。

特にオスは非常に大型になり、他のカエルと異なりメスは小型です。最大で240mmに達し、1.4kgの体重の記録もあります。

幼体時は日本のトノサマガエルのように褐色と緑色および黒色斑などがありますが、成長につれて全身が暗オリーブグリーンになっていきます。

生息環境はサバンナですが、乾季の間は土中に潜っていますが、雨季になると地表に出てきて繁殖行動を行います。雨季にできた水場が繁殖場でオスは水場の中心にテリトリーを作り、昼間にメイティングコールを行いメスを誘います。卵から孵化したオタマジャクシはオスが世話を行い、水場に水が少なくなると、水路を掘って水を引いてきたりオタマジャクシを別の水場に移動させる行動が知られています。また水場に別の動物などが近づいてくると追い払う行動も行います。

貪欲なカエルで小型の哺乳類や鳥類も補食し、共食いも行います。

以前から比較的ポピュラーな種ですがWC個体が入荷されることはなく、トノサマガエルのようなCBの亜成体がよく流通します。大型で乾燥系であることから飼育もしやすく飼って楽しいカエルと言えるでしょう。
 

アフリカウシガエルの飼育方法

飼育容器
広さと深さのある容器。大型のプラケースかガラス水槽、衣装ケースなど。

温度
地表面のみ小さめの赤外線灯などで加温する。

照明
必要なし

床材
黒土、鹿沼土、赤玉土などをなるべく厚く敷いて、底の方は多湿にし上に行くほど乾燥させ、表面は完全に乾いているような状態を維持する。

容器内レイアウト
浅い水容器を設置。


小さいときはコオロギなどの昆虫でよいが、大型の成体ならばマウスなどを1ヶ月に1回ほど与えればよい。

基本的な世話
乾燥系地表性カエルの飼育
  • 夜間の給餌前に霧吹きを行う
  • 常時湿らせすぎ、乾燥すぎにならないようにする
  • 床材の中に湿度の異なる層を作って、カエルに選ばせる
※「飼育の基本情報」は「アクアリウム・シリーズ ザ・カエル(誠文堂新光社)」「爬虫・両生類ビジュアルガイド カエル2(誠文堂新光社)」および海外サイトを参考にしました。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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