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オビカワラヤモリの基本情報と飼育方法……飼育しやすい!

今回は、オビカワラヤモリの基本情報と飼育方法をご紹介いたします。大きくても全長が10cmに満たない小型の地表性ヤモリです。黄褐色の地色に褐色の横帯が目立ちます。体型は細長く頭部は大きいですがやや扁平です。

執筆者:星野 一三雄

オビカワラヤモリの基本情報

オビカワラヤモリの基本情報と飼育方法

写真提供:soba8

オビカワラヤモリ
学 名Tropiocolotes helenae別 名:-英 名:Banded Dwarf Gecko分 布:イラン、パキスタン全 長:40mm程度

中央アジアからアフリカ北部にかけて分布するカワラヤモリの仲間Tropiocolotes属は、大きくても全長が10cmに満たない小型の地表性ヤモリです。時折種類がよくわからない個体が輸入され流通しますが本種は横帯模様が美しく、比較的流通量も多いようです。

黄褐色の地色に褐色の横帯が目立ちます。体型は細長く頭部は大きいですがやや扁平です。

比較的乾燥した荒れ地などの石の下や倒木の下に穴を掘って生活しています。夜行性で夜間に徘徊し、小さな虫などを食べています。

飼育下では1cm程度の大きさの卵を2個産み25-28℃で58-64日で孵化したそうです。

写真は拡大しているので、とても美しいヤモリですが、とにかく実物は小さいです。せいぜいイエコの2令程度までしか食えないでしょうから、餌の確保がとても大変そうです。ただし、小さい餌さえ確保してしまえば、比較的丈夫で飼育もしやすいようです。いや、こういうちっこのって好きなんですけどね。もううちのオガサワラヤモリとかキノボリヤモリとかでお腹いっぱいです。ピンセットでイエコの2令とかをつまむのがおっくうな年齢になってきましたよ。
 

オビカワラヤモリの飼育方法

飼育容器
小さめのプラケースでよい。通気はしっかりと行えるように工夫すること。

温度
基本の温度を25℃、ホットスポットが35℃、夜間は20℃程度まで下げる必要があると思われる。

照明
特に必要なし

床材
細かい砂を敷く

容器内レイアウト
シェルターを設置する。水容器はあると飲むらしい。


コオロギの初令から2令程度の幼虫など

基本的な世話
いわゆる乾燥系地表性ヤモリの飼育方法
  • 朝に霧吹きをして水分を摂らせる
  • など
※「飼育の基本情報」は「爬虫・両生類ビジュアルガイド トカゲ2(誠文堂新光社)」と海外サイトを参考にしました。

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※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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