講演会の部
午後1時からは、別ホールで九レプ恒例の講演会が行われました。講演会会場 |
今回の講師も、これまた九レプではおなじみの児玉どうぶつ病院の児玉恵子先生です。
演題はリクガメ飼育者なら誰でも関心を持ってほしい「爬虫類の尿路結石」でした。
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もう、本当に私がこんな事をいうのは無礼千万なのですが、実に児玉先生は話し方、というか説明が上手なんです。聞きに来ていたお客さんの中に、小学生の女の子がいたのですが、最初はその子は手術シーンの映像などから目を背けていました。しかし説明を聞くうちに真剣に聞き入って、刺激が強い写真などが出てきても説明とのつじつまを合わせるかのようにじっと写真を見つめていました。と、そのくらい児玉先生の説明がわかりやすく、関心を持たせる内容だったわけです。
来年も児玉先生の講演があるのならば、絶対にこのレポートをご覧のみなさんは聞きに来て下さい。損はありません。というか絶対にためになります。
児玉先生の講演は30分ほどで、その後は両爬飼育に関する質疑応答の時間がありました。
回答したのは、引き続き児玉先生と、名古屋のショップ・リミックスペポニの店長・八木厚昌さんのお二方。
今回は以下のような質問があり、回答のお二方が丁寧に答えていました。
- アホロートル(ウーパールーパー)の変態のさせ方
- ウンキュウ(イシガメとクサガメの雑種)の作出法
- 飼育しているリクガメがいくら洗っても臭うのだが、どうすればいいか
- ロシアリクガメの嘴の伸びすぎについて
- ボールパイソンベビーの飼育法
- ヤモリ類の孵化仔の性別の判定の仕方
実は、私が司会進行を務めさせていただいたのですが、おそらく時間があればもっと質問が出る気配でした。実に、充実した時間でした。
ビバガタイム
質疑が終わった後は、これまたおなじみのビバリウムガイド誌から冨水明さんのトークタイムです。冨水さんのファンって、本当に多くてこれを目当てに九州まで来る(おっかけ?)方もいるようで、こちらも多くの方が聞きに来られました。
前回の記事で紹介した「ビバリウムガイドNo33」作成秘話や冨水さんの初PC購入、あるいは知られざるマイブームなどの楽しい話題から現在の両爬飼育を取り巻く問題点、流通の実態などシビアな話も多く考えさせられるような一時でした。
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今年の冨水さん |