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アルマジロトカゲの基本情報と飼育方法……魅力的なヨロイトカゲ!

今回は、アルマジロトカゲの基本情報と飼育方法をご紹介いたします。アルマジロトカゲは、哺乳類のアルマジロのように、尾をくわえて丸くなる防御姿勢をとることから名付けられたヨロイトカゲ。のヨロイトカゲと同じように昼行性で、昆虫などを食べる動物食性です。

執筆者:星野 一三雄

アルマジロトカゲの基本情報

アルマジロトカゲの基本情報と飼育方法

写真提供:aLive

アルマジロトカゲ
学 名Cordylus cataphractus別 名:アルマジロヨロイトカゲ英 名:Armadillo girdled lizard 分 布:南アフリカ共和国西部全長:15~20cm 最大21cm 最大体長105mm

哺乳類のアルマジロのように、尾をくわえて丸くなる防御姿勢をとることから名付けられたヨロイトカゲです。非常に発達した大型の棘状鱗で覆われており、もっともヨロイトカゲらしいヨロイトカゲといえるでしょう。

体色は背面が汚黄色から灰褐色であり、不規則な暗色の横帯が数本入ることもあります。また腹面は黄色で暗褐色の不規則斑があり、上あごが黒色になることも特徴です。

やや乾燥した岩場などに生息し、岩の割れ目を住みかにして生活をしています。またそういった場所で、おそらく家族としての集団で生活をしていることも知られています。他のヨロイトカゲと同じように昼行性で、昆虫などを食べる動物食性です。

胎生で、夏の終わりに仔を1~2匹出産します。寿命は長く25年以上と思われます。

その特徴的な姿と手頃な大きさで大変人気があるトカゲですが、生息地の南アフリカのレッドデータリストによって厳重に保護されており、流通することが非常に少ないトカゲです。そのため外国からの密猟者が多く、外国人が逮捕されるというニュースをよく聞きます。

本当に魅力的なトカゲですが、これまた値段が...

 

アルマジロトカゲの飼育方法

飼育容器
できれば90cmクラス以上の容器で床面積がなるべく広いもの。

温度
基本は25℃程度。ホットスポット下は40℃以上、ただしケージが広い場合は50℃程度にしてケージ内に温度勾配を作る。夜間はすべての保温は止める。

照明
メタハラや強い紫外線を多く含む爬虫類用の紫外線灯が必要。バスキングランプも必須。できれば直射日光で日光浴をさせる。

床材
砂を浅めに敷くが、海外のサイトなどを見るとザラザラした素材のタイルを床に敷いているだけのものも見られる。

容器内レイアウト
岩の割れ目をイメージした狭いシェルターが必須。流木やブロックなどでレイアウトしてバスキングスポットにする。小さめで倒れない水入れも必要。


昆虫食性

基本的な世話
乾燥系トカゲの飼育に準ずる
  • 毎朝霧吹きを行う
  • 他の小型のヨロイトカゲほどは乾燥を好まないようなので、乾燥のさせすぎに注意する
※「飼育の基本情報」は「爬虫・両生類ビジュアルガイド トカゲ2(誠文堂新光社)」および海外サイトを参考にしました。

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