全国の両生爬虫類の飼育を始めようと思っているみなさん、こんにちは!!
お待たせしました。久しぶりの「コトハジメ」です。
今回は、私が個人的に考える、飼育インテリアの中で最も重要な「シェルター」つまり彼らの本当の意味での「家」である「隠れ家」に関してです。

▼シェルターの必要性
両生爬虫類に限らず、動物というのは安息を求めます。それはもちろん飼育下でも同様です。彼らを囚われの身にしている我々ですから、その場を用意してあげるのは飼育者の義務でもあります。その安息の場の一つがシェルターです。
飼育している個体数以上の数のシェルターを用意してあげることによって、必要以上の個体間の干渉を避け、ケージを結果的に広く利用できることにもなります。
まさに
シェルターは彼らの家

▼シェルターが必要な種類
いわゆる「隠れ家」になりそうな「形のある」シェルターは特に地上性ヤモリ、ヘビ、有尾類あたりには不可欠であると言えます。
また小型の地上性トカゲやリクガメの仲間も野性では地面に穴を掘って潜ったりしていますのである方がよいでしょう。樹上性のトカゲやヘビ、ヤモリでは「形のある」シェルターは必要ありませんが、シェルターの役目が「安息の場所」という見方をすれば「止まり木」などはシェルターのひとつと言えるかもしれません。
つまり
両爬飼育にシェルターは不可欠!!

▼彼らにとっての居心地の良さ
シェルター選びのポイントってなんでしょう?
彼らの自然での生活をイメージしてみれば自ずと答えが見えてくるはず。陸生の種類にしても、水生の種類にしても、彼らの棲み家は「穴ぐら」のイメージでしょう。普段は穴の中や石の下などで寝ていて、活動するときには穴から出てくる...と。
実は、彼らに用意してあげるシェルターは結構狭くていいんです。というよりもむしろ変に広いシェルターよりは「狭い」方がいいのです。特にヘビなどは体が何かに接触している方が安心するようで、広いと落ち着きません。ただし、もちろんちょうどいいサイズと言うのが一番ですから、様子を見ながら最も気に入ってもらえるサイズを見つけてあげてください。
狭い、けど居心地がいい

▼その他のシェルターの役割
「安息の場所」以外にもシェルターには役割があります。
脱皮の手がかりになる!
爬虫類は脱皮をします。その時にはきれいに古い皮がはがれるようにザラザラした脱皮の手がかりになるような場所が必要なのです。特にヘビは鼻先から尻尾の先まで一気に皮を脱ぎますので、最初に皮を引っ掛ける場所は大切です。植木鉢などの表面がザラザラした素材のシェルターを使えば、それを利用して上手に脱皮します。

産卵場所になる!
トカゲの仲間やヘビはシェルターの中や下に産卵をする場合が多いです。特にヤモリの仲間は、樹上性の場合シェルターの中の壁面に産み付けることが多いです。また我家のオビトカゲモドキはたいていシェルター内の床材の中に産卵しています。卵もやっぱり隠したい訳です。

湿度の保持にもなる!
彼らが自然で住んでいる穴ぐらはきっと暗くて適度な湿り気があることでしょう。でないと、眠っている内に乾燥してしまうでしょうから。ですからシェルター内も適度な湿り気を持たせればケージ内に多湿部分を作ることになります。タッパーの中に湿ったミズゴケを入れておくと多湿系のヘビなどは好んでその中に入っていることが多いです。ただし、逆に乾燥したシェルターも用意してあげて彼らに選ばせましょう。