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Part14 飼育許可をGET!

私の家の特定外来生物たちも「飼養等の許可」が下りて、合法的に飼育をしている形になりました!今回は、昨年の施行を受けて私が実際に申請し、許可を得るまでの一連の経過をまとめてみました!

執筆者:星野 一三雄

全国の両爬ファンの皆さん、コンニチハ!

いや、ここまで長かったです。ホントに。
昨年の「特定外来生物法」の施行により、我が家のタイワンスジオとグリーンアノールが「特定外来生物」に指定されました。彼らの飼育を続けるためには「飼養等の許可」を環境大臣から得なければいけません。その申請を昨年の秋に行い、それがようやく先日、許可されて許可証が発行されました。

そこで今回は、私の「許可申請」から「飼育の許可証の発行」までの流れを公開したいと思います。今後みなさんが飼育されている両爬が「特定外来生物」に指定され「飼養等の許可」を得なくてはいけなくなった時の参考にして下さい。

施行~申請

ご存じのように、昨年の6月1日に「特定外来生物法」が施行され、「飼養等の許可」が必要になる「特定外来生物」の第一陣として以下の6種が指定されました。
  • カミツキガメChelydra serpentina

  • グリーンアノールAnolis carolinensis

  • ブラウンアノールAnolis sagrei

  • ミナミオオガシラBoiga irregularis

  • タイワンスジオElaphe taeniura friesi

  • タイワンハブProtobothrops mucrosqamatus

  • オオヒキガエルBufo marinus

私の家ではこのうちグリーンアノールとタイワンスジオを飼育していましたので、彼らの飼育を続けるためには「飼養等の許可」を得る義務が生じました。これを怠った場合は厳しい罰則などを受けなくてはいけません。これは施行から6ヶ月以内、つまり平成17年12月1日までに申請を行うよう定められています。

飼養等施設

6月に施行され、その記事を書くことで私も申請から許可までの流れを把握していましたので、どのような飼育施設にして「飼養等の許可」を得るかを考えるところからスタートしました。
基本は
  • カギができること

  • 頑丈なこと

ですが、せっかく許可を得て堂々と一生飼育していくのですから、できるだけ見ても楽しい飼育容器を準備しようと考えました。
そこでタイワンスジオには、私的には初めての「爬虫類専用飼育ケース」で許可の申請をすることに決めました。我が家のタイワンスジオは1m弱の大きさですので、今後の成長を考え、やや大きめの「ビバリア レプロ450」(30cm×45cm×36cm)を購入し、さらにスライドガラス面には、ホームセンターで購入したカギを取り付けました。
床に直置き
タイワンスジオの"特定飼養等施設"

ホームセンターで購入
タイワンスジオの施錠状況


グリーンアノールも同様の飼育ケースを利用しようと考えたのですが、せっかく記事にできるチャンスでしたので、試しに当時発売されて間もなかった「EXO TERRAフレキシアリウムS22」(37cm×37cm×63.5cm)を購入し、これで飼育の申請を行ってみることにしました。もちろん、こちらもホームセンターで小さめの南京錠を購入し、取り付けました。
これで許可されるか!?
グリーンアノールの"特定飼養等施設"

かなり安かった南京錠
グリーンアノールの施錠状況
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