ニシキマゲクビガメの基本情報
写真提供:Herptile Lovers
学 名:Emydura subglobosa別 名:アルバーティスマゲクビガメ英 名:Red-bellied Short-necked Turtle分 布:ニューギニア島南部、オーストラリア北部甲長:20cm 最大25cm
地味な種類が多いオーストラリアの曲頚類としては、比較的色彩的にも鮮やかな種類です。
何よりもオーストラリア以外の地域に分布する唯一のマゲクビガメというステータスを持っています。名前の通り、特に幼体では背甲の外縁と腹甲および下顎が鮮やかな赤色、頭部側面にはクリーム色の縦条など全体的な黒褐色に対して美しいコントラストが目立ちます。
ただし生態としては、特記するようなこともなく、いわゆる典型的な水生ガメです。
ニューギニアに分布しているため、比較的コンスタントにWC個体が流通していますが、CB個体も少ないながら目にする機会もあります。
極端に大きくなるわけでもなく、丈夫で飼育しやすいカメですので曲頸類の入門種と言えるかもしれません。
個人的には「ニシキ」というほど美しいとは思えないのですが...ああ、私の価値観の違いですね。はい。
ニシキマゲクビガメの飼育方法
飼育容器60~90cmクラス以上の水槽や衣装ケースなど
温度
20~25℃程度に保温
照明
紫外線入りのバスキングランプが必要。
ろ過
できれば、外部式フィルターと上部フィルター
床材(底砂)
必要なし
容器内レイアウト
水深は甲長程度。陸場は流木を利用する。流木は水中にも組むこと
餌
配合飼料でよい
基本的な世話
多くの水棲傾向が強い水棲ガメに準ずる
- 幼体は皮膚病になりやすい
- 飼育水に食塩を加えると皮膚病が出にくいという情報もある
- 日光浴をさせることで美しく育つ
- 気が荒い個体が多いので、複数飼育は避ける
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