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カブトニオイガメはドロガメの仲間! 基本情報と飼育方法を解説

今回は、カブトニオイガメの基本情報と飼育方法をご紹介いたします。カブトニオイガメは、ドロガメの仲間たちの中でも、もっとも一般的と言える種類。ミシシッピニオイガメと並んで流通量が多く、小型で丈夫なため人気が高いカメです。

執筆者:星野 一三雄

カブトニオイガメの基本情報

カブトニオイガメの基本情報と飼育方法

写真提供:Herptile Lovers

カブトニオイガメ
学 名Sternotherus carinatus別 名:レザーバックタートル英 名:Razor-backed Musk Turtle分 布:アメリカ南部(オクラホマ州およびテキサス州東部からミシシッピ州東部)甲 長:10~15cm 最大17cm

ドロガメの仲間たちの中でも、もっとも一般的と言える種類です。

英名の「razor-back(カミソリのような背中)」はちょっと大げさですが、特に幼体のうちは背甲のキール(稜線)が発達していて非常に独特な形をしています。

大きな川の近くにある池や沼、あるいは流れの緩やかな小川などに生息していて、比較的深い水深の場所で活動しています。他のドロガメの仲間と同様に、水底を歩いて行動しているようですが、他の種類以上に水中生活に適応しているのか泳ぎも非常に上手だそうです。

ミシシッピニオイガメと並んで流通量が多く、小型で丈夫なため人気が高いカメです。ただし他のドロガメと比較して、やや神経質なようでケース内は水深を深くして変化を持たせたようなレイアウトの方が落ち着いてくれるようです。

毎年、秋口になると一見「巻き貝」を思わせるようなコロコロとした形状の甲羅がかわいらしいCBのベビーが大量に流通します。甲羅の形状ばかりに目が行きますが、よく見ると背甲の模様はスッキリしている中にも美しさがあり、頭部の細かい斑紋とマッチして意外な美麗種と言えるのではないでしょうか。で、全然関係のない話なんですが、ファミコン世代の星野としましては、このカメの写真を見ると「スーパーマリオ」に出てくるカメを思い出しちゃうんですよね。いましたよね? こんなカメ。

 

カブトニオイガメの飼育方法

飼育容器
60cmクラス以上の水槽や衣装ケースなどが理想。

温度
24~28℃。水温は24℃前後、ホットスポットは35℃くらいまで。

照明
紫外線入りのバスキングランプが必要

ろ過
できれば、外部式フィルターと上部フィルター

床材(底砂)
特に必要なしだが、食べられない程度の大きめの小石を配すると落ち着くらしい

容器内レイアウト
ほとんど水生であまり陸地には上がらないため水場を大きく取り、陸地は小さくてよい。水深は深くてよい


肉食だが配合飼料中心で構わない。巻き貝・ザリガニ・小魚なども好まれる

基本的な世話
いわゆる水生ガメの飼育法ポイントは
  • 水質の悪化に注意
  • 咬まれないように注意
  • など
※「飼育の基本情報」は「ミズガメ大百科(マリン企画)」「爬虫・両生類ビジュアルガイド 水棲ガメ1(誠文堂新光社)」を参考にしました。

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※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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