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そして伝説へ... ハープラックを知っているか?(3ページ目)

要するにちょっとした提灯記事でありますが、イイものはやはりみなさんにご紹介したいのです。プラケの山の下の方に埋もれた個体を救うにはコレしかない!

執筆者:星野 一三雄

ハープラックのココに注意

ここでは、あくまでも私の飼育スタイルから見たときの、つまり主観によるハープラックの使用上の注意を挙げてみます。
1.マウスは飼えません
通気性のためにハープラックの側面には細かなメッシュが入っているのですが、少なくとも私の飼育種では必要なさそうです。通気性は全面金網のフタで十分確保されていると思います。実は私は以前、ハープラックを利用して餌用のマウスを飼育しようと考えたことがあるのですが、このメッシュをネズミが盛んにかじろうとしていました。ポリスチレンなどはネズミにかかってはひとたまりもありませんから、すぐに断念したのです。
って、ハープラックはネズミ飼育用じゃないぞ、と。

2.プラケのすべりが悪いのがある
私の家のハープラックの中には部分的にプラケのすべりが悪いのがあります。どうやらフタになる金網部分とこすれているのが原因だったようです。購入するときには必ずすべてのプラケを引き出してすべりを確認しましょう。

3.紫外線必要種には向かない
見ての通り、最上段以外は上の段のケースが邪魔になりますので、紫外線灯などを使うことができません。それにひとつずつのプラケが浅いですから紫外線を置いても近すぎて悪影響があるかもしれません。
でもこれって惜しいんですよねぇ。金網だから紫外線灯使って小型のカナヘビとかスキンクとかをたくさん飼育するのに使えそうなんですけどねぇ。

ホンジュラングリーンラット
オーソドックスな使用例
4.小型の壁チョロ、孵化直後のナミヘビなどの脱走注意
小型の両爬を飼育するのに適した飼育容器ではありますが、どうしても引き出しのすべりを確保するためには、若干のすき間が必要になりますので、本当に1mmくらいのすき間ができてしまいます。すき間にもぐることが好きな小型の壁チョロヤモリとか、孵化直後のナミヘビの幼蛇あたりには脱走するのに十分なすき間です。
参考までに、今まで私が脱走された種類を紹介します。
・ニホンヤモリ
・シマヘビ孵化幼蛇
・シロマダラ
であります。

と、少しケチをつけてみましたが、あくまでも私のように特殊用途に使った結果でありますので、普通に使う分にはこのような点も補ってあまりある製品であると言えるでしょう。

ところが、このハープラック、実はこのまま伝説の商品になってしまいそうなんです。
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