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これからネコと暮らす方へ-Vol.1 ネコを飼うための条件(3ページ目)

今はまだネコと同居できないけれど、いつかネコとの生活をはじめてみたい、という皆様に参考にして頂ければ、と思います。ネコを飼うために、何か必要な条件があるのでしょうか?

岩田 麻美子

執筆者:岩田 麻美子

ネコガイド

ネコを飼うための条件

様々な本に書かれていること、大勢のネコ飼いの先輩方が、口をそろえていわれることは「最後まで責任を持って」ということでしょう。
「生き物」である動物を飼う以上、これはネコに限らず当然の義務です。
でも果たして飼い猫の寿命-仮に15年として-の間、自分自身の人生に全く変動がない、と言い切れる方はいるでしょうか?

今はペット可の住宅に住んでいるけど、いつ何時転勤になるか…?
飼い主が一人住まいの場合、病気や事故で入院しなければならなくなったら…?!
大きな災害が起こって、自分の命すら守ることが難しい状況になってしまったら…!

などなど考えだすと、飼い始めたネコの寿命までどうやったら責任が持てるのでしょう。
「もしも○○があったら…」と考えるのであれば、生き物との生活を望むのは不可能でしょう。

また、飼い始めてから「どうやって同居するのがネコにとって一番幸せなのかしら?」「外に出たがっているけど…」「餌はこれでよいのかな?」などなど、同居ネコのことを真剣に考えれば考えるほど不安に思うことが多々出てくるはずです。


本当は全てのことが「完全」にクリアされてから、飼い始めるのがベストでしょうが、誰の人生にも「先のこと」はまったくわかりません。
同居中に不安が出てきたならば、それに対しての必要な知識を勉強すればよいだけです。
何らかの事情で飼い続けることが難しい状況になっても、その気になれば飼い続けることが不可能ではないはずです。どうしても、どうしても飼い続けられなくなったのなら、何とかして新しい飼い主さんを探せば良いのです。

皆様にきちんとした回答を提示しなければいけないはずの私(ガイド)が、このようなことを書くのは不謹慎かもしれませんが、もしあなたがネコとの同居を心から望むのであれば、「少々の見切り発車」でもかまわないと私は思っています。

それでも最低限の最初の条件として-
1.動物を飼っても良い条件の住居
2.適切な管理ができるだけのお金の余裕
3.愛情を持ち続けることができて、もしかの時には必ず「責任」を全うできるだけの覚悟

は必要だと思います。

今はまだ、この条件をクリアする自信がない方は、いつかネコと同居できる日を夢見て、「ネコってこんな動物なんだね」と理解できるよう色んな知識を付けてくださいね。

次回の「これからネコと暮らす方へ」は、
「どんなネコが自分の生活に向いているか?」です。お楽しみに。

 

■-----ガイドのその他の記事はこちらです!-----■
2月のネコお役立ち情報
動物病院へ行くときのマナー
1月のネコお役立ち情報
ノルウェイの森のネコ-Vol.1
ネコのグルーミング・基本編
Vol.1 ネコの主治医について考える
ネコに必要な「しつけ」とは?
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※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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