日立Wooo
ハードディスク内蔵の代表格。超薄型に特化
■プロフィルとラインナップ
プラズマテレビのイメージが強かったメーカーですが、昨年(2007)超薄型液晶テレビの先駆けであるUT(UltraThin)シリーズを立ち上げ、中大型画面も液晶方式に重心を移しました。
32V型から最近加わった47V型まで一貫してIPS方式の液晶パネルを採用していることが特徴で、IPS-αテクノロジー社(32V、37V)と海外メーカーのパネル(42V、47V)をサイズで使い分けています。
日立は、ハードディスク録画機能、映画の24コマ再生時に中間コマを創成して補間する「なめらかシネマ」等、同社プラズマテレビの機能を液晶方式もそっくり受け継いでいます。
超薄型UTシリーズには、iDVR(ハードディスク録画装置)を別体チューナーに内蔵するXP770系と着脱可能のカセット方式のハードディスク「アイヴィーポケット」(別売)にのみ対応するXV700の2ラインがあります。いずれも32Vはハイビジョン(1366×768)となるので注意。
シリーズ名 | 特徴 | 機種 |
UT770系 | 超薄型、ハードディスク内蔵、アイヴィーポケット対応 | UT32-XP770UT37-XP770UT42-XP770UT47-XP770 (黒と白の2色) |
UT700系 | 超薄型、アイヴィーポケット対応 | UT32-XP700UT37-XP700UT42-XP700UT47-XP700 (黒と白の2色。32Vのみ赤と青が加わる) |
この他に、通常パネルでフルハイビジョンのL42、ハイビジョンの37-XV02、L32-HV02、15V~23Vの小画面の製品などもある |
■技術と機能
超薄型液晶テレビを最初に送り出したのが日立です。シャープXS1、ソニーZX1と数字で上回る製品が現れ登場時のインパクトはやや薄れた感がありますが、32Vから47Vまでのラインアップの豊富さと、超薄型を他社のようにバリエーションモデルでなく同社テレビの看板にしたUTシリーズの主流感は色褪せません。
薄さを利用して壁にピタリと寄せる設置法やフロアスタンドの利用、従来から飛躍的に増えた壁掛けなど、テレビのソリューションに熱心なのも日立の特徴で、大画面機種は白、小画面は青、赤が加わるカラーバリエーションもUTシリーズの特徴です。
日立最大の特徴であるハードディスク録画機能は、UTシリーズの場合、770系は内蔵型のiDVRとカセット方式のアイヴィーポケットのみ搭載になります。前者は東芝同様にデジタル放送のみ記録できますが、後者の場合、アナログ放送やビデオ入力のソースまで記録が出来ます。
■お薦め機種
最大、最新のUT47-XP770をお薦めします。二種類のハードディスク録画機能を持ち、同社プラズマテレビのノウハウを画質に注入した、完成度が高く機能に優れた超薄型テレビです。
日立 UT-47XP770 地上、BS、110度CSデジタルハイビジョン液晶テレビ 予想実売価格480,000円前後 |
【関連記事】
日立の「超薄型」に47Vの大画面!
【関連サイト】
日立 Woooワールド 770シリーズ
次ページでは、三菱のREALを解説します。