液晶テレビの技術とスタイルの豊かな
可能性を花開かせた、2008年秋の新ブラビア
オリンピックも無事終わり、前倒し気味だった薄型テレビの新製品発売も一段落かと思ったらそんなことはありません。ソニーがやってくれました。ブラビア4シリーズ全8機種を一挙に発表です。
春先に発表したF1、V1は、いわば中堅価格帯の製品、今回の4シリーズはソニーファンが待っていた、「ブラビアの顔」といえる上位機種です。地上、BS、110度CSデジタルハイビジョン液晶テレビ「ブラビア」、そのラインアップをざっと整理してみましょう。
■ZX1シリーズ
「世界最薄」「最軽量」の液晶テレビ。40V型で本体最薄部が厚さ9.9mm、質量12.2kg。ディスプレイ部とチューナー部のセパレート構造で、ワイヤレスで映像を伝送します。
KDL-40ZX1(40V型)11月10日発売 予想実売価格49万円前後。
バックライトの改良で最薄部9.9mm/質量12.2kgを実現した超薄型がKDL-46ZX1。チューナーとの接続は無線ワイヤレス。 予想実売価格 \490,000前後(税込) |
■W1シリーズ
世界初の「4倍速動画表示」液晶テレビ。モーションフロー240Hzで、スポーツなどの早い動きの動画を現在主流の120Hzを上回るなめらかさで表示します。
KDL-46W1(46V型)11月10日発売 予想実売価格40万円前後。
KDL-40W1(40V型)11月10日発売 予想実売価格29万円前後。
世界初、最速?の4倍速240Hz駆動を実現、動画ボヤケを大きく改善した新シリーズのKDL-40W1 予想実売価格 \290,000(税込) |
■XR1シリーズ
「ブラビア」シリーズ「史上最高画質」の液晶テレビ。バックライトの光源にRGB LEDを採用。バックライトの部分制御で100万対一以上の高いコントラストを再現しました。
KDL-55XR1(55V型)10月10日発売 予想実売価格75万円前後。
KDL-46XR1(46V型)10月10日発売 予想実売価格60万円前後。
従来はフラグシップにのみ搭載されていたRGB LEDバックライトを通常シリーズに初めて採用した「ブラビア史上最高画質」KDL-55XR1 予想実売価格 \750,000(税込) |
XR1シリーズは2サイズ用意される。KDL-46XR1 予想実売価格 \480,000(税込) |
■X1シリーズ
「ブラビアエンジンプロ2」を搭載しました。
KDL-52X1(52V型)10月10日発売 予想実売価格53万円前後。
KDL-46X1(46V型)10月10日発売 予想実売価格43万円前後。
KDL-40X1(40V型)10月10日発売 予想実売価格32万円前後。
XR1を通常のFL管バックライトに変更、しかし、ブラビアエンジンプロ2を搭載した実力機がX1シリーズ。最大サイズがKDJ-52X1 予想実売価格 \530,000(税込) |
これら4シリーズは単純に性能と機能のグレードで垂直展開されているのでなく、それぞれ異なった特徴を持っています。もちろん、全てフルハイビジョンです。
フラグシップ限定だった、RGB LEDバックライトを
ライン展開した待望の高画質テレビが、XRシリーズ
いかがでしょう。一体どれを選べばいいのか、途方にくれてしまう方もいるかもしれません。「とにかく一番イイのをくれ!」という野暮な買い方が出来ないなかなか粋なテレビがブラビアです。これら全てを一度にレポートすることも出来ないので、今回は「世界最高画質」XRシリーズの2機種についてご紹介しましょう。
次のページでは、KDL-55XR1とKDL-46XR1のプロフィールと画質を紹介します