XEL-1から始まった有機ELは
液晶に取って代わる存在か?

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プレイステーション3とナイスペア。PS3からHDMIでゲーム、ブルーレイディスクを入力した。アナログ映像入力は装備しないので注意。取扱説明書には、デジカメ入力については注釈があるのに、ゲームについては触れられていないのは何故?

さあ、このXEL-1をどう評価しましょう? 

20万円という価格にもよらず、量販店では12月1日の発売を控えてすでに品切れ状態と聞きました。

ガイドも心底XEL-1をずっと持っていたいと思いました。来年中には今年1月にラスベガスのCES(コンシューマエレクトロニクスショー)に展示された27V型も登場するかもしれません。有機ELは国内テレビメーカーのほぼ全社が開発中ですので、他社からの発売もあるかもしれません。

ただし、この有機ELを液晶やプラズマの代替品ととらえたら早計です。液晶やプラズマも非常に長い製品化の努力があって現在の性能に至ったのですから、いかに素質が群を抜いていても有機ELが簡単に液晶に取って代わるものではありません。ガイドはむしろ、XEL-1の小画面のマジックに計り知れない魅力を感じます。

いままでの20年間、オーディオビジュアルは大画面とマルチチャンネルを至上として進化してきましたが、XEL-1の映像は望遠レンズで未知の国の出来事を見つめているような独特のリアリティがあって魅せられてしまいます。

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有機ELテレビは次代の主役になるだろうか。あなたの目で確かめてください
大きく支配力のある映像に身を任せたい欲求と、小さなフレームの向こうへ五感を集中させ対峙したい衝動の両方が人間にあって、大画面至上主義の中でずっと忘れていた後者がXEL-1によって私たちの中で生き生きと眼を覚ますのです。

あなたにとって世界初の有機ELテレビ、ソニーXEL-1が何を突き付けてくれるか、それはガイドがこれ以上言葉を連ねるより、何よりご自身の眼で確かめていただくのが一番でしょう。


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