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驚きの感動の小画面、ソニーXEL-1体験!(3ページ目)

デジタルテレビ今年最大の話題作が有機ELパネルを使った初めてのテレビ、ソニーXEL-1。12月1日の発売前にガイド宅にやって来ました。リビングで確認したその映像は…期待をはるかに上回るものでした。

大橋 伸太郎

執筆者:大橋 伸太郎

テレビガイド

小さいのに見ていると吸い込まれていく鮮やかさの秘密。コントラストは何と100000:1! 

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XEL-1はディスプレイとスタンドの2ピース構成。地上デジタルアンテナを内蔵する。地上アナログチューナーは搭載していない

XEL-1は、11V型の有機ELワイドパネルを使った世界初のテレビです。ディスプレイ部の最薄部は3mmで、まるで一枚のガラス板のようです。チューナーや映像回路、スピーカーはスタンド部に内蔵され、搭載チューナーは地上・BS・110度CSデジタルで、地上デジタル用アンテナを内蔵し、アンテナコネクターのない場所で地デジを受信することができます。 ただし、アナログ地上波は受信できません。

有機ELパネルの表示解像度は960×540ですが、驚かされるのがコントラスト(暗所)値で何と100000:1! パイオニアのプラズマテレビが20000:1という数値を達成してライバルに差を付けたと先月の記事で紹介したばかりでした。測定限界を超えた数値を達成した理由は、プラズマ方式が消灯時も予備発光を必要とするのに対し、有機ELパネルは黒表示時に完全消灯できるためです。

色再現性はNTSC比110%を実現、有機層から出る光のオン・オフを瞬時にコントロールできるため、応答スピードが速いことも特長です。パネルの駆動は10ビットで表示フレームレートは60Hz。フレーム間に画素を消灯した黒を挿入することで、動きの速いスポーツなど動画映像も滑らかに表示します。

デジタル放送受像機の性格が強いXEL-1ですが、外部機器とのインターフェースを考慮していて、入力端子はHDMI1系統(1080p/1080i/720p/480p/480i)とUSB端子、LAN端子をスタンド背面に装備しています。D端子、コンポーネントといったアナログ系は搭載していません。写真や動画ファイル、ミュージックファイルの表示、ソニールームリンク、アクトビラ ベーシック、ブラウザへ対応しています。

テレビとしての機能はソニーのBRAVIAシリーズに準じています。メニュー画面はソニーの映像商品に共通のクロスメディアバーを採用しています。(前ページの写真画面参照)電子番組表、メニュー内の画質設定項目もBRAVIAとほぼ共通ですが、「映画本来のなめらかな動きを再現」する“シネマドライブ”機能を用意しています。

付属のリモコンは本体とイメージを共通化した薄型デザイン、スタンド部天面に1W+1Wのステレオスピーカーを内蔵、「S-Forceフロントサラウンド」のオンオフが出来ます。

次ページでは、現時点でXEL-1をガイドがどう考えたかについてお話します。
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