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一橋大学のここがすごい(2ページ目)

東大、京大の陰に隠れて地味な大学に思われがちな一橋大。実は様々な点でユニークな大学である。理想的な教育環境や先進的な研究、素晴らしい就職状況をご紹介したい。

吉田 敦彦

執筆者:吉田 敦彦

学習・受験ガイド

一橋大受験のポイント

■第一段階選抜 センター試験の6教科7科目(国語、外国語、数学、地歴、公民、理科)を素点として募集人員の約3.4倍を高得点順に選抜。

■二次試験 国語、数学(数学1、 数学A、数学2、 数学B 〔数列、ベクトル〕)、外国語(英語 (英語1、英語2、オーラル・コミュニケーション1、リーディング、ライティング)、ドイツ語、フランス語のうちからあらかじめ届け出た1科目)、地理歴史等(世界史B、日本史B、地理B、「倫理」・「政治・経済」、ビジネス基礎のうちから試験場において1科目を選択)

■問題傾向と対策 センター試験ではおよそ85%以上の得点が必要だ。80%あればなんとか第一次選抜を通るだろう。

・英語 センターと2次の合計点1000点の内英語は300点もある。英語を得意科目にすると楽だろう。しかし、一橋大入試の2次試験の英語はなかなか難しい。正確な精読力が必要だ。それでも、昔ほどの難文は出なくなった。またポイントになるのは自由英作とヒアリング。この対策を比較的早い時期からやっておく必要がある。ヒアリング対策は毎日NHKのラジオ(ビジネス英会話)などを使ってこまめに聞くようにしておきたい。

・国語 国語も記述を中心とした難度の高い問題が多い。記述力の養成が一番大切。古文、漢文の勉強も必要。

・数学 最近は標準的な問題が多い。パターンにはめて解こうとせず、いろいろな問題を解いて、応用力を身につける必要がある。整数問題は必須。

・社会 日本史は教科書中心に出題されている。教科書をメインにした記述練習をしておく。世界史は中世、近現代の国際関係、アジア近代史からは必ず出題される。論述練習をやっておこう。地理は基本事項を問う問題に変わってきている。高得点が必須。倫理、政治経済では、基本事項を押さえながら記述練習をしておく必要がある。

受験対策は長期にわたるので、やる気を維持することが問題になる。たとえ個人で勉強する場合でも、模擬試験を積極的に受けたり、予備校や塾に通うなど他の受験生との接触を持つようにしたい。一橋大を受験希望する生徒は、最初からこの大学を志望してくる。一般にまじめな生徒が多いようだ。豊かな自然の中で、じっくり研究をしてみたい人にはお勧めの大学だ。



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