一杯目はそのまま、二杯目は薬味で
三杯目は出汁をかけて……。
熱い出汁をかけると、かつお節の香りと一緒に、うなぎの香ばしさが立ち昇る。蒸しを入れていない地焼きのうなぎは、冷めると硬くなりがちだが、茶や出汁をかけることで最後まで美味しく食べられる。 |
一杯目はそのまま混ぜて、二杯目は薬味をのせ、三杯目は茶をかける……。
お櫃に入ったご飯の上に、刻んだ蒲焼きを乗せた“ひつまぶし”。名古屋の老舗うなぎ屋が始めたこの料理は、今ではすっかり名古屋名物になった。三杯目には茶ではなく出汁をかける店もあり、『しら河』でも、カツオの香りがしっかりと効いた出汁がついてくる。
向かいに建つ『料亭 大森』が、うなぎ専門店として始めた『しら河』。ほかに今池店、栄店の2つの支店と、持ち帰り専門の高島屋店がある。天然が味わえるのは、基本的には本店のみ。
すっかり名古屋名物になった“ひつまぶし”。でも、関東流とはどう違うの?
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