寺・神社/季節ごとのおすすめ寺・神社

ご存知ですか?除夜の鐘の常識と楽しみ方(5ページ目)

大晦日には、神社やお寺でさまざまな行事が行われます。今回は、年越の大祓い、除夜の鐘、二年参りなど、伝統的な年末行事の由来や楽しみ方をご案内します。

吉田 さらさ

執筆者:吉田 さらさ

寺・神社ガイド

をけら詣りをしなくちゃ
京都のお正月は来ないのだ

をけら詣りの人で賑わう八坂神社境内
一方、知恩院の隣の八坂神社では、大晦日の夜から元旦の早朝にかけて、をけら詣りが華々しく行われています。をけらとは、菊科の植物の一種で、これを燃やした火を、吉兆縄と呼ばれる縄に移し、家に持ち帰っておくどさん(昔の家の土間にあったかまど)にくべ、それで元旦のお雑煮を炊いて食べると、一年間無病息災とのいわれがあります。

お守りや破魔矢を買う人でごった返す売店
今では、おくどさんのある家はあまり残っていないので、主に火をもらうだけです。火を移した縄は、くるくる回していないと消えてしまうので、境内を埋め尽くす人々が、あっちこっちで振り回しています。周辺の道路にも、縄を回す人々があふれ、真夜中にもかかわらず、妙に明るい。円山公園には、出店やストリートパフォーマーも並び、夜明けまで大騒ぎが続くのです。


●京都の宿坊に泊まって年末年始を過ごす方法については、こちらの本もご参照ください。
「お寺に泊まる京都散歩」改定新版

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