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ご存知ですか?除夜の鐘の常識と楽しみ方(3ページ目)

大晦日には、神社やお寺でさまざまな行事が行われます。今回は、年越の大祓い、除夜の鐘、二年参りなど、伝統的な年末行事の由来や楽しみ方をご案内します。

吉田 さらさ

執筆者:吉田 さらさ

寺・神社ガイド

あなたは除夜の鐘をついたことがありますか?わたしはあります。感想は、うーん、なかなかいい音が出ないなぁ、というのと、順番を待つ間、あまりにも寒かったというところでしょうか。これだけ寺参りをして仏様の世話になっているくせに、もっと厳粛な気持ちで鐘を衝け!と、友人に笑われましたっけ。

煩悩を祓うには、やはり除夜の鐘を撞くのが一番

Q1
なぜ除夜の鐘は108回鳴らすのですか?

A.煩悩の数が108つだから、というのは有名です。なぜ108なのかについては諸説あり。

そのひとつをご説明します。
人間には眼(げん)・耳(に)・鼻(び)・舌(ぜつ)・身(しん)・意(い)の六つの感覚があります。これを六根と言います。(山岳信仰で山を歩くとき「六根清浄(ろっこんしょうじょう)」と唱えながら登ります。これは、その六つの感覚をきれいにしましょう、という意味です)
この六根には、それぞれ、好(気持ちがよい)悪(いやだ)平(何も感じない)の3種があり3×6=18。これが、また浄(きれい)染(きたない)の2種に分かれ18×2=36。さらに、前世・今世・来世の三世分で、36×3=108となります。

Q2
どこの寺でも必ず108回鳴らしますか?

A.一般人に撞かせてくれるお寺では、108回とは限りません。人数を限定しないところでは、並んだ人全員に撞かせてくれる場合もあります。

Q3
鳴らす時間は決まっているのですか?

A.多くの場合、紅白歌合戦が終わるくらいの時間に撞き始め、1時くらいまでには撞き終わります。しかし、これはお寺によってまちまちです。京都で一番有名な知恩院の除夜の鐘は、10時ごろから僧侶による法要がはじまり、40分ごろから撞き始め、年内に撞き終えてしまいます。
京都一大きく、京都で一番早く撞き始める知恩院の除夜の鐘
知恩院の鐘はあまりにも大きく、また、特殊な撞き方をするため、熟練した僧侶しか撞けず、一般人は見学のみです。京都で大晦日を過ごす場合は、まず、知恩院の除夜の鐘を見学し、それから近くの寺に行って自分で撞く、「除夜の鐘のはしご」をお勧めします。

●知恩院から除夜の鐘をはしごする方法についてはこちらの記事をごらんください
●知恩院の詳細はこちら

Q4
どこのお寺に行けば撞かせてもらえるのですか?

A.全国の多くの寺で撞かせていただけますので、家の近くでも探せるでしょう。

●京都の除夜の鐘リスト
●東京とその近郊の除夜の鐘リスト

並んだ人全員に撞かせてくれる寺、事前に整理券を配る寺など、いろいろあります。甘酒、お菓子などの接待がある寺もあります。長時間並ぶので、暖かくしてお出かけください。

●次のページは、わたしが昨年体験した、京都の除夜の鐘のはしごの様子です。お勧め宿坊、知恩院和順会館に泊まって、存分に除夜を楽しみましょう。
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