次は、紅白歌合戦と並ぶ大晦日の大イベント、除夜の鐘の謎に迫ってみたいと思います。知っているようで、意外と知らないことがいっぱい。そもそも、除夜という言葉の意味をあなたは知っていますか?

Q1
除夜とはどういう意味でしょうか?

A.文字通り「除く夜」という意味です。古い年を除いて新年を迎える夜です。また、この夜は一晩中起きていて、そのまま新年を迎える慣わしがあったことから「夜がない」、つまり「夜を除く」という意味とも言われます。
除夜の八坂神社は、まるで昼間のように賑やかで、文字通り「夜を除く」

大晦日の八坂神社名物「をけら参り」。これで一年、無病息災

Q2
なぜ除夜は
一晩中起きていなければならないのでしょうか?

A.新しい年の穀物に実りをもたらし、私たちに命を与えてくださる歳神様をお迎えするためです。神道は、もともと、農耕がうまく行くように祈るのが基本ですから、ものごとの考え方が一年単位です。春に新しい命が芽生え、夏に育って、秋に収穫、そして冬に死を迎え、また春に新しい命を得る。歳神様は、新しい年(命)の象徴なのです。

Q3
除夜に寝てしまうと
どんなことが起きますか?

A白髪になり、シワができ、早く年を取ってしまうと言われます。それはたいへん。もしや、歳神様のたたりでしょうか??? 「紅白歌合戦」や「行く年来る年」は、人々が寝てしまうのを防ぐために考え出されたものです、というのはウソです。

除夜は真夜中にお参りするのが吉

Q4
真夜中にお参りに出かけると
どんなよいことがありますか?

A.大晦日の12時前後にお参りすると、旧年と新年の二年分お参りしたことになり、お徳です。これを二年参りと言います。そのため、紅白歌合戦が終わったら、家族で近所の神社にお参りに行くという古きよき風習が生まれました。遠くの大きな神社に行く人もいるため、電車などは深夜運行します。

●次のページは、除夜の鐘の謎についてです。東京と京都で除夜の鐘がつけるお寺もご案内