尼僧さんの人生相談
美しく美味しく健康的な千手院のランチ |
この尼僧さんは、四十歳ごろに出家を決意なさった方で、それまでにも、その後にも、さまざまな人々の人生を見ていらっしゃいます。その経験を生かして、今では、お寺にやってくる人の相談役をしていらっしゃるとのこと。
「わたしは、はじめて信貴山に来たときに、
なんていいところかと思いました。
この山には、どこか、人を元気にするところがあるんです。
ここに来ると、たいていの人が悩みや病気を克服して前向きになれるようです」
わたしも、はじめて信貴山に来たときから、特に何もしなくても、この山は、ただ歩いているだけで、何かのパワーをくれる場所だと思っています。人間が基本的に持っている「楽しく暮らしたい。幸せになりたい」という欲望を肯定し、後押ししてくれる。この山には、そんな気のいい神仏が住んでいるみたい。
望みを叶えるには
信じることが肝心
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そう質問してみると、尼僧さんは、「叶うに違いないと信じることが大切です」とおっしゃいます。
「こうなりたいです。お願いします」ではなく、「わたしはこうなるんです」と、神仏に申し上げること。そして、心から、そうなることを信じることで、幸運を引き寄せることができるのだそうです。
たとえば、こんな話もあります。
「この前の北京オリンピックで金メダルを取ったある選手は、
子供のころから信貴山にお参りに来ていました。
彼は、オリンピックへの出場が決まる前から、
自分はオリンピックに出る、そして金メダルを取ると
強く強く信じており、ここでもそのようにお参りしていました。
その結果、本当に金メダルを取ったのです」
その選手がお礼参りに来たときの写真が、店の中に飾ってあります。
なるほど、信じる力が強ければ強いほど、大きな願いごとも叶うのだと、納得させられるお話でした。
●次のページは、尼僧さんに聞いた「ずばり、宝くじに当たるのは、こういう人だ!」というお話です。