寺・神社/その他の関東の寺・神社

ヨン様ファンゆかりの神社で巫女さん体験(3ページ目)

埼玉県の日高というところにある高麗神社では、1日巫女さん入門講座が行われ、日本古来の伝統に興味のある女性に人気です。そして実は、この神社はヨン様とも深い関係があります。

吉田 さらさ

執筆者:吉田 さらさ

寺・神社ガイド


穏やかで
しなやかな信仰

熱心にメモを取るかおるさん
はじめに、宮司さんから、「神道とは何か。日本人の信仰とはどういうものか」ということに関する講義があります。これは、仏教やお寺を研究しているわたしにとっても、たいへん興味深い話でした。

日本には、神道と仏教という二つの伝統的な宗教があります。通常、他の国では、異なる宗教はお互いを受け入れることが少なく、場合によっては、現代まで戦争の原因になっていたりもします。しかし、もともと日本にあった神道と、外国から伝来した仏教は、比較的穏やかに融合し、江戸時代までは、ほとんど区別なく庶民に信仰されてきました。

ビデオも使って、わかりやすくお話していただけます
これは世界の歴史の中でも珍しいことです。なぜそうなったか。それは、一つには、神道が八百万の神を信仰する形態であったこと。つまり、自然の中にある森羅万象のすべてに神様が宿るとされていたため、新たに外国から入ってきた仏様も、抵抗なく受け入れられたのです。また、現世での欲を捨てて解脱することを目的とする仏教にも、他者に対する攻撃的な要素はほとんどありません。そのため日本では、神仏混淆という信仰形態が一般的となりました。

日本人は無宗教であっても
無信仰ではない

日本人の信仰心の基本は、自然を敬うことと語る宮司さん
「あなたの宗教は何ですか?」と問われると、日本人の多くは、「無宗教です」と答えます。わたしもそうです。しかし、宮司の高麗文康さんは、「日本人は、無宗教ではあっても、無信仰ではない」と考えていらっしゃいます。宗教とは、特定の教義を信じ、生活もそれにしたがって行うものですが、多くの日本人の心の奥には、それとはちょっと違う信仰心があるということです。

その信仰の対象は、人の力ではどうにもならないもの(制御不能なもの)の背後にあって、隠れて見えないもの。制御不能なものとは、山や川、植物などの自然、そしてその自然が巻き起こすもの、つまり台風や雷、地震などです。日本人は、それら制御できないものの背後に畏きもの、すなわち神の存在を感じたのです。

人の力ではどうにもならないものたちを動かす神を感じ、それを尊いものとして敬うことが日本人の信仰心の原点であり、それが神道というものです。

大祓詞(おおはらえのことば)
を唱える

皆で大祓詞を唱えます
大祓詞とは、神職の方が神様に向かって唱える祝詞の一種で、独特の大和言葉で書かれています。これを唱えることによって、罪や穢れが祓われます。
今の言葉とはかなり違うので、意味はよくわからないのですが、声に出して詠んでいるうちに、何となく気分がよくなるから不思議です。お経もそうですが、声を出して何がしかの言葉を唱えるという行為自体に、心が浄化される作用があるように思います。

●大祓詞と口語訳は、こちらで見ることができます。

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