寺・神社/その他の関東の寺・神社

ヨン様ファンゆかりの神社で巫女さん体験(4ページ目)

埼玉県の日高というところにある高麗神社では、1日巫女さん入門講座が行われ、日本古来の伝統に興味のある女性に人気です。そして実は、この神社はヨン様とも深い関係があります。

吉田 さらさ

執筆者:吉田 さらさ

寺・神社ガイド


食事の前後にも
唱える言葉がある

食事の前後にこの言葉を唱え、手を合わせます
お昼にはお弁当をいただきます。食前食後にも、ちゃんと手を合わせて、感謝の言葉を唱えます。このごろでは、食事の前後に「いただきます」「ごちそうさま」と言うことも忘れがちですが、昔、子供だったころは、必ずそうするようにとしつけられたものです。食べることは人が命を繋ぐ基本であり、食べ物は、制御できない自然の背後にあるものからいただく神の恵み。これこそ、日本人の信仰心の基本ですね。

奉仕する

お昼ごはんの後は、奉仕の時間です。何をするかと言うと、やっぱり、お寺での作務と同じく、境内のお掃除です。神様のいらっしゃるご神域ですから、できる限りきれいにしておかねばなりません。
各自、きれいにしたい場所を見つけて掃除します

作法とは
神様への敬意を表すもの

神前で行う作法は、立つ、座る、歩く、物を運ぶなど、すべての動作に神様への敬意がこめられているのだそうです。これは、やってみるとなかなか難しく、また、思いのほかキツイ姿勢もあったりします。
礼は、腰の曲げ方の角度が大切です

礼の仕方、歩き方にも敬意の度合いなどによって、いろいろ違いがあります。中でも、「拝」と呼ばれるもっとも重い礼は、体を90度に曲げて一呼吸するという、かなりしんどい動作です。今回の記事では、ひとつひとつに関する詳しい説明は省略しますが、ご興味のある方は、かおるさんのブログ、「巫女さん1日入門講座」をごらんください。

●かおるさんのブログはこちらです。
作法だけでなく、巫女さんとは何か、などについても詳しく書かれていて勉強になります。とりわけ、玉ぐしの捧げ方の動画は必見!

●わたしが以前体験した、奈良県信貴山での1日尼僧体験の記事はこちらです。
巫女さんの衣装と尼僧の衣装、作法などを比較してみてください。

閉講のご挨拶をし、
修了証をいただく

立派な修了証をいただきました
作法の勉強が終わったら、再び本殿に行き、神様に閉講のご挨拶をします。こんな立派な修了証もいただけて、かおるさんも嬉しそう。

その後、参加者と神主さんたちで、茶話会が行われました。いろいろと質問も出て、和気藹々。ちなみに、参加者は、中学生からそのお母さんまでと、年齢にずいぶん幅がありました。参加の動機は、「この神社がおばあちゃんの家の近くで、一度、巫女さん体験に参加してみたかった」という方、「神道に興味があって」という方、そして驚いたことに、「ヨン様の大ファンなので」という不思議な動機の方もいました。

実は、この高麗神社は、ヨン様ファンの方がこぞってお参りに来る韓流の聖地でもあるのですが、そのわけは???

次のページは高麗神社と韓国の深い関係についてです。
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