洋風建築も見所だ
川越は蔵の町と呼ばれ、重厚な和風建築が並ぶところですが、明治から昭和初期にかけて商業の中心地としてにぎわったこともあり、古い時代の洋風建造物にも、面白いものがたくさんあります。中でも、メインストリート沿いにある「埼玉りそな銀行川越支店」は、時の鐘と並ぶ川越のランドマークとなっています。この建物は、大正時代のもので、もともとが、銀行として建てられたようです。田中屋さんは美術館も兼ねている |
埼玉りそな銀行川越支店 |
この通りでもうひとつわたしが大好きなのが「きんかめ」のお店。古びた看板に、「ないものはない」と書かれています。ないものがない、とは、本当にないものはないほど品揃えがよいのか、それとも、「ないものはないんだからしかたない」という開き直りなのかは不明です。
きんかめさんは、看板の文字にご注目 |
大正浪漫夢通りも面白いよ
シマノコーヒーは、大正風の建物 |
特に、シマノコーヒーという喫茶店が素敵。こういう形の建物は、「看板建築」と言って、関東大震災後にたくさんできたもの。よく見ると、お隣の建物も、古い看板建築ですね。東京にも、神保町とか神田などに近年まで残っていましたが、最近では、絶滅の危機に瀕しています。
●シマノコーヒー大正館さんのホームページはこちら。
川越最強の
ご利益スポット発見!
浪漫石焼は、人力車の駐車スペースでもある |
それともうひとつの名物は、プリアちゃんという不思議なワンちゃん。この子を抱っこして写真を撮ると、願いごとが叶うというご利益犬なのです。以前、奈良のとある有名なお寺の住職さんがこの店の前を通りかかり、「うん? この犬はタダもんではないぞ」とのたまったというから、確かなことなのだ。お茶とチーズケーキのセットは500円ぽっきりで、飲み物はいくらでもおかわり可。おまけにプリアちゃんが一緒にお茶してくれますよ。
不思議なパワーを持つワンちゃん。プリアちゃんとお茶しよう |
●今回の取材では、喜多院からスタートし、神社とお寺巡り、建物ウォッチング、グルメと、丸一日、十分に楽しめました。皆さんも、秋の休日に、ちょっと川越まで遠出をしてみませんか?
●喜多院に関する詳しい情報は
「小江戸川越探検 お笑い羅漢編」をごらんください。
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