【CONTENTS】
Page1:発熱に関する表現
Page2:咳・くしゃみ・鼻水・鼻づまりに関する表現
Page3:インフルエンザに関する表現
発熱に関する表現
I've got a fever of 38 degrees. I don't want to go to work.38度。あ~あ、会社休みたい |
発熱は fever か temperature を使います。
- I have a fever.
- I have a temperature.
現在完了形を使うと「熱がでちゃった」という感じが出ます。
- I've got a fever.
■熱っぽい
なんとなく熱っぽい場合は、feverish という形容詞を使用。
- I feel feverish.
微熱の場合は slight fever が使えます。
- I have a slight fever.
■40度の熱がある
体温は「fever/temperature of ( ) degrees」で表します。
- I have a fever/temperature of 40 degrees.
ところで、海外で自分の体温をどう表現すればよいかで困った経験はありませんか? 日本では体温の単位として摂氏(Celsius)が使われていますが、英語圏では華氏(Fahrenheit)が使われているため、とっさに変換することができません。日本国内での会話なら摂氏温度をそのまま使えますが、海外旅行先の薬局でクスリを買う場合などは困りますね。
そこで覚えておくと便利なのが、華氏100度でおよそ摂氏38度という関係。「微熱がある」状態を伝えたいなら、「100度くらい」で伝わります。
- I have a fever of around 100 degrees.
華氏での平熱は98.6度、摂氏40度は華氏104度。これも目安として覚えておくと便利ですね。
咳・くしゃみ・鼻水・鼻づまりに関する表現
Achoo! I have a runny nose.ハクション! 鼻水が止まらない |
咳(cough)は「have + a cough」で表すのが一般的。色々な咳に関する表現を覚えましょう。
- I have a cough. (咳が出る)
- I have a bad cough. (ひどい咳が出る)
- I have a dry cough.(空咳が出る)
- I have a persistent cough. (しつこい咳が出る)
■くしゃみ
くしゃみは sneeze です。くしゃみと言えば、英語と日本語ではくしゃみの音が違います。
日本語:ハクション!
英語:Achoo!(アッチュー!)
また、くしゃみに関する面白い習慣と言えば、英語圏ではくしゃみをした人は周囲の人に謝ります。その時のセリフは「I'm sorry.(ごめんなさい)」ではなく、「Excuse me.(失礼しました)」ですのでご注意を!(私はいつもうっかり I'm sorry. と言いそうになります)
謝られた人は、くしゃみをした人に「God bless you.(お大事に!)」と言う習慣があります。この言葉の由来は、クシャミをすると魂が抜けて悪魔が入り込むという迷信からとか、中世ヨーロッパで大流行したペストの主な症状がくしゃみだったため、くしゃみをした人はもう助からないだろうということで「神様のご加護を」と言ったのが始まりとか、諸説あるようです。「Bless you.」だけで言われることが多く、発音は「ブレッシュー」という感じです。
また、なぜか多くの人がドイツ語の「Gesundheit」とも言うそうです。(意味は“for good health”)
■鼻水
鼻水は runny nose です。running nose とも言い、run が進行形になっているところからも分かるように、鼻水がずるずると流れて止まらないイメージです。
- I have a runny nose.(鼻水が止まりません)
■鼻づまり
鼻づまりは stuffy という形容詞を使って表現します。
- My nose is stuffy.(鼻がつまっています)
鼻がつまって息ができない場合は、
I can't breathe well.(うまく息ができません)
インフルエンザに関する表現
Influenza is preventable.インフルエンザは予防できます |
インフルエンザは英語で Influenza または flu。ただの風邪は cold です。
新型インフルエンザウイルスの元になっている鳥インフルエンザは bird flu または avian flu と呼ばれています。avian は「鳥類の」という意味で、bird より専門的な響きの単語です。
■頭痛・関節痛・のどの痛み
インフルエンザとただの風邪の違いは、高熱と頭痛・関節痛・のどの痛みなどの全身症状が出ること! そんなインフルエンザによるつらい痛みに関する表現も見て見ましょう。
- I have a headache.(頭が痛い)
- I have a pain in my joints.(関節が痛い)
- I have a back pain. (腰が痛い)
- I have stiff shoulders.(肩が痛い)
- I have a stiff neck.(首が痛い)
- I have a sore throat.(のどが痛い)
■ワクチン接種で予防
毎年起こるインフルエンザの流行に備え、予防接種を受けるのが一般的になりました。
予防接種は vaccination または shot。vaccination は英語のワクチン(vaccine)から派生した動詞 vaccinate(ワクチン接種する)の名詞形。日本語では“ワクチン”ですが、英語の発音は“ヴァクシーン”に近いのでご注意!
- I got a flu vaccination.(インフルエンザの予防接種を受けました)
- I got a flu shot.(インフルエンザの予防接種を受けました)
■手洗い・うがいでインフルエンザウイルスをブロック
予防接種の他に効果的なインフルエンザ予防策としては、手洗い・うがいです。「外から帰ったら手洗いうがいをしなさい」と家族に言いたい時は次のように言いましょう。
- Wash your hands and gargle when you get home.
■話題のプレパンデミックワクチン
情報番組などで紹介されて話題のプレパンデミックワクチン(pre-pandemic flu vaccine)。pre(前の)という接頭語からも分かるように、新型インフルエンザの大流行に備えて基礎免疫力をつけるためのワクチンだそうです。
パンデミック(pandemic)は病気が世界的に大流行する状態を指す英単語で、新型インフルエンザやSARS(重症急性呼吸器症候群)との関連で最近よく耳にするようになりました。ついでに覚えてしまいましょう。