英語/英語学習アーカイブ

ハロウィンに! 怖いけど楽しい英語絵本

10月31日はハロウィン。かわいくて簡単な英語の絵本から、幽霊・モンスターが登場する本格的なホラー小説まで、ハロウィンにぴったりの5冊をご紹介!

執筆者:古賀 和歌子

CREEPY, SCARY, SPOOKY and FUN!ゾッとして怖くて気味悪いけど面白い!


10/31はハロウィン。年中行事がテーマの本はストーリーが分かりやすく、文化習慣も学べるので、初めての洋書にもぴったりです。我が家の本棚から、ハロウィンに読みたい5冊をご紹介します。


ポップでカラフルな手遊び歌絵本『FIVE LITTLE PUMPKINS』

FIVE LITTLE PUMPKINS
FIVE LITTLE PUMPKINS(ボードブック)著者:Dan Yaccarino 出版社:Harpercollins Childrens Books
Five little pumpkins sitting on a gate.5つのカボチャが門の上。

子どもに人気の手遊び歌がまるごと絵本に! 語数はたった71語。ポップでカラフルなイラストが愛らしいので、雑貨感覚の「飾る洋書」として買ってみてはいかがでしょうか。

欧米にはこんな手遊び歌(詩、rhyme)がたくさんあります。マザーグースと同様、ポピュラーな遊び歌は知識として知っておいて損はありません。この歌の遊び方は、片方の手を門に、もう片方の手の5本の指をカボチャに見立て、歌詞に合わせて動かします。こういった詩は、拍子に合わせて朗読することもあれば、メロディーをつける場合もあります。「キラキラ星」のメロディーにぴったり合うので、試してみて下さいね。


ハロウィンワードを見つけよう!『The Best Halloween Hunt Ever』

The Best Halloween Hunt Ever
The Best Halloween Hunt Ever著者:Josh Speirs 出版社:SCHOLASTIC
Trick or treatの子どもたちと一緒に、絵文字(rebus)で指示されたモノを見つけよう!「I SPY」に似た探しもの絵本です。

ハロウィンにまつわるあらゆるモノが出てくるので、この本を見ればハロウィンのキーワードが全部分かるかも。

文字は少ないのですが、各ページの指示の中には、trick(いたずら)、treat(ごほうび)、batty bats(ヘンテココウモリ)、jack-o'-lanterns(カボチャちょうちん)、monster(怪獣)など、ハロウィンらしい単語がたくさん出てきます。

絵の中で見つけたハロウィンワードを英語で言ってみましょう。下の言葉を英語で言えますか?(答えは日本語の右横。カーソルを合わせると字が反転して読めるようになります。)
 

ちびっこカボチャの運命は!?『The Littlest Pumpkin』

The Littlest Pumpkin
The Littlest Pumpkin著者:R.A. Herman、Betina Ogden 出版社:SCHOLASTIC
ハロウィンと言っても、怖いお話ばかりじゃありません。小さなカボチャの心温まる可愛い絵本をご紹介しましょう!

It was Halloween, and there were 18 pumpkins left at Bartlett's Farm Stand.
(今日はハロウィン。バートレットさんの農場のスタンドには18個のカボチャが並んでいました。) 

スタンドに並ぶカボチャたちは皆、立派なJack-o'-lanternになって、仮装した子どもたちに囲まれて幸せなハロウィンを過ごすことを夢見ていました。もちろん一番小さなそのカボチャも……。

一つ、また一つ、カボチャが売れて行きます。しかし小さなカボチャを買おうとする人は誰もいませんでした。スタンドで一人ぼっちになったちびっこカボチャ。このまま寂しいハロウィンを過ごす覚悟をしたその時、思いがけずカボチャの夢は叶います。

小さなカボチャが、幸せなハロウィンの夜を一緒に過ごしたのは誰だったのでしょうか。

語数は全部で690程度。amazon.co.jpで朗読CD付きのバージョンを販売中。イラストも可愛いので、子どもの読み聞かせにも良い一冊です。


初めての洋書に! 怖い昔話『GHOSTS!』

GHOSTS!
GHOSTS! Ghostly Tales from Folklore著者:Alvin Schwartz、Victoria Chess 出版社:HarperTrophy(An I Can Read Book)
ネイティブの小学校低学年向けに書かれた、怖い昔話の本です。文字数が少なく、単語も簡単なので、学びなおしを始めたばかりの人でも楽に読めますよ!

詩を含めて、7つの怖いお話が入っています。入れ歯を取り返しにくるオバケなんてユーモラスなお話もあって、それほど怖くありません。

私が好きなのは『Susie』というお話。Susieはかわいいネコ。Susieを売って欲しいというお客さんに、ペット屋の店長は「売れません」と答えます。なぜ売れないのでしょうか。それは読んでからのお楽しみです。


ホラーシリーズで、鳥肌ゾ~っ!『Goosebumps(R) WELCOME TO DEAD HOUSE』

Goosebumps(R) WELCOME TO DEAD HOUSE
Goosebumps(R) WELCOME TO DEAD HOUSE著者:R.L.STINE 出版社:SCHOLASTIC
「goose bumps」とは「鳥肌」のこと。そんな名前のこのシリーズは、ネイティブの小学校高学年に人気のホラー小説。20以上のタイトルがあり、ドラマ化もされています。

子ども向けとは言っても、文字オンリーの120ページ。私たちのレベルに直すと中上級者向けです。英語自体はそれほど難しくないので、絵本よりもう少しボリュームのある洋書に挑戦してみたい人にお薦めです。

怖さもなかなか本格的。「この後どうなるの!?」というドキドキ展開のお陰で、するする読めます。ちょっとくらい知らない単語があっても気にせず読み飛ばしましょう。

余裕のある人は「動詞」に注目! 動詞の使い方で、状況の変化や登場人物の心理状態が伝わってきます。groan(うめく、あえぐ)、chuckle(クスクス笑う)、shrug(肩をすくめる)、whine(ごねる)、utter(叫び声などを出す)など……。じわじわと迫ってくる恐怖を味わってみませんか?





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