単語をマッピングしてネットワーク図を作る
番組テキストには、単語同士がクモの巣のように結び付けられた「語彙マップ」が掲載されています。このマップ図は、トピックにまつわるストーリーを元に作られた、単語同士の関係図。「携帯電話にまつわる語彙マップ」では、携帯電話の使い方が分からず困っている女性を助ける、というストーリーがビジュアル化されています。
「情けないんだけど、この携帯電話の使い方が分からないの」という女性の状況から、「cellular(携帯)」という単語に、「figure out(分かる)」「lost(途方にくれる)」「frustrated(イライラする)」「embarrassed(恥ずかしい)」などの単語が結びついています。
このように単語同士が関係付けられていると、その単語のイメージがつかみやすく、覚えやすくなりませんか? ネットワーク図をたどることができるので、思い出しやすくもなるのです。
自分自身で語彙マップを作ってみよう
講座では巻末の「WORD BANK(語彙リストの総称)」を使って、学習者自身が語彙マップを作成して欲しい、と提案しています。単語はさまざまな文脈で使われます。子どもは同じ語に違う文脈で10回~12回遭遇することによって、「使える語」として身に付けると言われています。自分がどんな場面で英語を使うかイメージしながらストーリーを作り、マップ化することで、文脈に合ったボキャブラリが蓄積していくことになります。講座のコンセプトは理解していただけたでしょうか? でも実際どんな番組なのかがまったく見えてこない! とfrustrated状態の皆さん、実は講座は楽しいドラマ形式なのです。次のページで番組の様子をお伝えしましょう。