クリスマスに英語絵本デビューはいかが?
書店にクリスマスの本が並ぶ時期になりました。クリスマスは洋書デビューのチャンスです。クリスマスの本はロマンチックで心温まるストーリーが多いので、理解しやすく、読みやすいのが嬉しいところです。伝統的な内容も多いので、海外の文化理解にも役立ちます。デザイン性の高い絵本などは、インテリアとして飾っても素敵ですね。クリスマスに読みたい英語絵本3冊をご紹介します。【CONTENTS】
Page1:クリスマスまでの伝統的な過ごし方を学ぶ絵本
Page2:心がほっこり。クリスマスの友情物語
Page3:北極でサンタはどんな風に暮らしているの?
もういくつ寝るとクリスマス?『Count the Days Till CHRISTMAS』
Maryann Cocca-Leggler著 『Count the Days Till CHRISTMAS』(Cartwheel BOOKS) |
最初のページ、12月1日は Trim the house with sparkling lights.(家に電飾を飾る)ことから始まります。
2日は、Letters to Santa(サンタに手紙を書く)
3日は、Cards to write (クリスマスカードを書く)
4日は、Things to make (オーナメントを作る)
……こんな感じで、クリスマスに向けて着々と準備を進める家族の姿が描かれていて、見ているだけでわくわく気分が盛り上がってきます。
10日はもみの木を探しに行きます。でも、Search Search Search(探して、探して、探して)……と結局決まらず、翌日11日にやっとThe perfect tree(完璧なツリー)が見つかります。そして、12日にDecorate for all to see(飾りつけ)して、クリスマス・ツリーの完成です。
1ページに単語が5~6個というシンプルな絵本なのですが、これは詩になっているんです。それが証拠に、各ページとも韻を踏んでいます。クリスマスツリーを探すシーンは見開きになっていて、上記の詩が書かれているのですが、treeとseeが「イー」という共通の音で終わっているのが分かりますか?
Search Search Search
The perfect tree
Decorate for all to see
このように韻を踏んでいると、文にまとまりが生まれ、リズム感が出ます。音読してみると、とても気持ち良いと感じませんか? こういう感覚は、学習教材では絶対に得られません。原書ならではの醍醐味の一つですね。他のページにもキレイな韻が見つかりますので、探してみてくださいね。
次ページでは、アーノルド・ローベルの『Frog and Toad All Year』から、『Christmas Eve』というお話をご紹介します。かえるくんとがまくんはクリスマスをどんな風に過ごしたのでしょうか。