英語/英語学習アーカイブ

栗原はるみさんに学ぶクッキング英語(3ページ目)

ヨーロッパでグルマン大賞を受賞した、栗原はるみさんの『Harumi's Japanese Cooking』を教科書に、英語レシピで日本の家庭料理に挑戦!

執筆者:古賀 和歌子

みんなの好きなメニュー、英語でどう表現する?

Harumi's Japanese Home Cooking
海外で2冊目のクッキングブック『Harumi's Japanese Home Cooking』も発売中。
だいたいどんな料理か想像できましたか?答えあわせをどうぞ!

1. Beef on Rice = 牛丼
ご飯の上に牛肉で牛丼! これは分かりやすかったですね。"beef bowl"でも通じます。牛肉たっぷりの人気メニューですね。

2. Finely Chopped Tuna on Rice = まぐろのたたき丼
chopは前ページでも説明したように「たたく」という意味です。

3. Deep-Fried Tofu with Japanese Dressing = 揚げ出し豆腐
「揚げ物」は日本では「フライ」と呼びますが、英語の fry は「油で炒める」という意味。テンプラのようにたっぷりの油で揚げたものは deep-fried と呼ばれます。

4. Mackerel Grilled with Salt = サバの塩焼き
この料理はオーブン料理として紹介されています。海外には日本家庭にあるような魚焼きグリルはないので、オーブンで焼くしかないのでしょうが、普段の塩焼きより高級な感じがするのが不思議ですね。サバを意味するMackerelは、「マッケロー」と発音します。

5. Chinese-style Dumplings = 餃子
餃子はアメリカでよく食べられていて、Chinese dumplingsでも通じます。ゆでて食べることが多いようですが、栗原さんの本では日本式に焼き餃子が紹介されています。

これらのメニュー名は1つの例と考えましょう。よほどの定番料理でないかぎり、どんな料理名にするかは料理人の自由。これを参考に、あなたの自慢の手料理に独創的な名前をつけてみては?


細部まで行き届いた、世界のカリスマの心配り

レシピを読んでいるとsubstitution という単語がしばしば出てきます。これは「代用品」という意味。例えば、練り胡麻が手に入らない場合は甘くないピーナッツバターで代用してください、というように、ページのあちこちに代用品のアドバイスが載っているのです。外国料理の場合だけでなく、似た食材で代用するというのは家庭料理の基本ですね! 細部まで行き届いた心配り……やはり、栗原はるみさんは世界が認めたcooking expert and lifestyle guru なのですね。

【関連リンク】
■栗原はるみさんの家庭料理が味わえるレストラン⇒ゆとりの空間(恵比寿)
■和食の英語レシピがほしい⇒Japanese food
■日本料理の情報が英語でほしい⇒Wikipedia(検索:Japanese food)
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