温泉/東北の温泉

深山荘高見屋 蔵王温泉の老舗宿の名湯!(3ページ目)

深山荘高見屋や、おおみや旅館、かわらや旅館など、蔵王温泉の老舗宿の風呂場は、まるで共同浴場のような雰囲気で、お湯も勝るとも劣らぬ名湯なのです。老舗宿の名湯を抜きにして、蔵王温泉は語れません!

藤田 聡

執筆者:藤田 聡

温泉ガイド

共同浴場川原湯へ、湯めぐりこけしで!

蔵王温泉 湯めぐりこけし
蔵王温泉の湯めぐりこけしには、年度毎に色が変る入浴シールが付きます。写真は使い終わって、シールゼロの状態。
蔵王温泉の老舗宿をめぐるなら、「湯めぐりこけし」が必需品。三回分の入浴シールが付いて1,200円ですから、お得に湯めぐりを楽しめます。しかも、三軒の共同浴場はシール無しで入浴可能。宿の入浴時間や地図が書かれた、小さな紙も付いているので、大変に便利。予約しておけば宿でも買えますが、観光案内所で購入するのが確実です。

共同浴場川原湯
多くの人に、大切にされて来た風情が漂う共同浴場川原湯は、貴重な足元湧出温泉の共同浴場

宿の湯めぐりを始める前に、基本となる共同浴場を押さえておきましょう。川原湯は湯船が源泉の中にある、足元湧出の貴重な温泉で、共同浴場の代表格と言えるでしょう。この冬、久しぶりに行くと、真冬なのに猛烈に熱い湯で驚きました。あまりに熱いので、水が少量入れられていました。しかし、熱さの中にも、お湯の良さを、ひしひしと感じることが出来る名湯でした。

余談になりますが、「湯めぐりこけし」による、共同浴場のシール無し入浴に、いつも悩む私です。なぜなら、共同浴場は無人なので、私が持参したこけしを、誰も見てくれないからです。仕方が無いので、「こけし、ポン!」などと、掛け声を掛けて、料金箱にこけしを入れる仕草をして、入浴している私です。これ、全くの自己流ですが、気に入って頂けた方は、どうぞ真似して下さい(笑)。

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