小屋原温泉熊谷旅館は三瓶山麓の一軒宿。名湯が多い島根県の中でも、三瓶山周辺は、知る人ぞ知る秘湯が集まるエリアなのです。

小屋原温泉熊谷旅館には大浴場がありません。内湯の家族湯が四つあるだけなのです。共同湯のように素朴な風情の浴室は、極上の湯を堪能する為だけに、存在しているかのような佇まい。温泉情緒に溢れ、温泉好きの琴糸に触れるに違いありません。日本を代表する炭酸泉の名湯、小屋原温泉熊谷旅館を紹介します。

小屋原温泉熊谷旅館は一軒宿の秘湯

小屋原温泉
小屋原温泉熊谷旅館の玄関と客室。浴室棟は奥にある。
小屋原温泉熊谷旅館は三瓶山麓にひっそりとあります。何故こんな所にと思ってしまう程ですが、答えは簡単。名湯が湧いているから、この場所に旅館があるのです。そして、この温泉を求めて、全国からお湯の違いの分かる温泉好きがやって来ます。

炭酸泉の名湯として知られ、日帰り入浴も受け付けていますが、宿泊客が居る時には、中止になってしまうこともあります。また、日帰りの場合は、一回の入浴時間に制限があります。週末は、次のお客さんが待っていることも多いので、四つある家族湯の一つにしか入れません。この温泉を満喫するには、やはり宿泊がベストなのです。

小屋原温泉の客室
秘湯にしては、整った客室が嬉しい。
早めにチェックインしたつもりが、既に先客がいました。さらに、後からも車が何度か来ましたが、あれ?帰って行ってしまった。そうです、宿泊客が居る為に、日帰り不可になったようなのです。日帰りで行く場合には、絶対に宿泊客が居ない時間帯に行くことを、強くお勧めします。風呂場が共同湯のような造りなので、客室も素朴な造りかと思ったら、意外にも整った客室でくつろげました。

また、家庭的というよりは、むしろ放っておいてくれる感じの接客なので、ともかく温泉だけが目当ての、温泉好きに向いた宿と思いました。


小屋原温泉で最も良い湯と評判!
二番目の浴室

小屋原温泉二番目の浴室
湯が良い上に、絵になる小屋原温泉熊谷旅館の浴室。※写真はクリックで拡大。
四つ並んだ家族湯の中で、最も良いと評判なのが、手前から二番目の浴室。その理由は、源泉に近く湯船が狭いので、お湯がフレッシュだからとのこと。期待を膨らませて入ります。しかし、何故か前回入った三番目の浴室の方が、良かった気がしてしまいました。

とはいえ、湯船の構造もあって、絵になる浴室であることは、間違いありません。宿泊なので、入浴一回の時間制限もありませんし、先客は四番目の浴室に入ってました。他の宿泊客もまだ到着してない様子なので、存分に長湯を楽しみます。
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