ネズミ対策の方法に効果的なのは? マンション等に現れるネズミを撃退!
ネズミ対策の方法とは
以前『ハーブでゴキブリ対策!自然の力を使ったエコ家事』でご紹介したように、害虫の予防は夏前が重要ですが、ウチに住み着いてもらっては困るネズミくんの対策は、秋からが重要です。
新築マンション、新築戸建だから関係ない!と思ってはいけません!ガイド宅のマンションでは新築での入居当初からネズミがマンションの敷地内で多く発見されているんです。
ガイド宅のベランダではガーデニングで作っていたエンドウマメやキュウリがかじられました。他の部屋の方は、ベランダにカブトムシの幼虫の入った飼育箱を置いていたところ、幼虫がネズミにかじられた痕跡があったそうです。
ベランダや敷地内で目撃されているうちはまだよくても、家に入ってこられては困ります。ネズミくんは外気の温度が低くなってくると暖かい室内に入ってこようとするので、秋から冬先にかけての予防と対策が必要なんですね。
殺すのは可哀想なので、今回は、身近なところからはいなくなって頂き、環境にも人体にも無害で、ほとんどお金のかからないネズミくん対策をご紹介します。
<目次>
マンションなどのネズミ……正体はクマネズミ? ドブネズミとの違い
昔から野生のネズミといえばドブネズミが有名ですが、現在、都会等人口の多いところ、ビル群などで繁殖しているのが「クマネズミ」です。雑食で、ゴキブリなどの昆虫も食べるくらいの生命力があるので、ゴキ嫌いとしてはありがたいと思う反面、サルモネラ菌などの病原菌も持っているので、ゴキブリ同様近くに来て欲しくない生き物です。人の食べるものなら何でも食べるので、人の近くに居たいようです。
ドブネズミやハツカネズミは、毒の餌などの罠に引っかかりますが、クマネズミは頭が非常によく、毒の餌や、トラップに引っかかることはほとんどありません。少数のネズミが罠に引っかかっても大多数のネズミはそれを見て、危険だということを学習し、罠に引っかからなくなります。さらに、毒餌への耐性をつけたスーパーラットに着々と進化しています。しかもその耐性は遺伝し、子供にも受け継がれます。
ドブネズミよりも小型で身も軽く、肉球が発達していて、コード1本の上をスイスイと渡るので、天井裏などに住み着いているのはドブネズミではなくクマネズミの可能性大です。
東南アジア産のクマネズミは寒さに弱いので、冬が近くなると巣作りのために室内へ室内へ向かってくる性質があるんです。2cm四方の穴があれば体を通り抜けさせられるので、スキを見せたら家に侵入されてしまいます!しかも垂直な場所でも登れるんですよ。
ネズミ対策にはまず何よりも片付けから始めよう
モノを地面に直接置かないのも死角を作らないコツ。あなたのベランダや庭は大丈夫? |
そして、紙や布を作って巣作りするので、布ごみや紙ごみなどが豊富にある場所も標的になります。巣作りされたら最後、それこそネズミ算式に子供をポンポン産むので知らぬ間に数が増え、ベランダや庭から家に侵入される可能性は大です。
クマネズミは特に、飢餓に弱く、3日間何も食べなければ死んでしまいます。これが1滴の水で長期間生きられるゴキブリとの最大の違いですね。
そしてベランダや庭・部屋の中に多くの死角を作らないことも重要。モノが山積みのベランダや部屋では、ネズミくんや害虫たちに巣を提供しているようなもの。モノを処分してスッキリした部屋で暮らすのは、エコだし、しかもネズミくんや害虫発生の予防にもなるんですね。
ネズミは隙間が落ち着く? 対策には隙間をふさごう
ゴキブリ同様、ネズミ君も5cm幅くらいの隙間が落ち着くようです。そのため板や金網などで塞ぐなどして、隙間を作らないのが重要です。そして、紙素材のものでは食い破られてしまうので、ネズミくん進入の可能性がある場所はクッキー缶など金属製の箱や箱のフタなどを使って、隙間を埋めると良いと思います。
ネズミ対策の仕上げはアロマで侵入予防
オススメはペパーミントのアロマオイル。あとはユーカリなどもいいですね。アロマポットに入れて焚いてもいいですし、水を入れたスプレーボトルに数滴アロマオイルを垂らして、ごみ箱やベランダ・庭など、気になるところにスプレーして回るのも良いと思います。
ここ数年のうちに都市部でクマネズミが激増した背景を考えると、生態系の破壊など、私たちの暮らしが環境に及ぼしている影響を感じます。
そもそもの原因から抜け出すためには、買わない・リサイクルするなどのゴミの軽減にも、もっと気を配る必要があります。エコと関係ないことではなさそうです。
あなたのお宅も再チェックしてみてくださいね。
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