どんなに掃除が行き届いているように見える住まいにも、ダニは必ず潜んでいるもの。ですから、その数をゼロにしようと躍起になるというのは、あまりに非現実的かつ徒労です。

ただ、快適な居住環境を維持するために、いかに「増やさないか」ということが肝要と心得ておきましょう。どんなにくん煙剤などを使っても、「増やさない」を意識しない限り、もとの木阿弥となってしまいますよ。


基本的なダニ駆除法

ダニアレルギーを持っている人は存外多いよう

ダニアレルギーを持っている人は存外多いよう

■「ダニ? いるかいないか分からない」なら特に対策は必要なし
ダニの話を聞くなどするだけで、精神的にダニが気になって痒い感じになってしまう方がままいます。でも特段の症状(喘息などのアレルギー症状など)がないなら、現状のお掃除でじゅうぶんです。

■「たまに痒い。ダニがいるかも?」レベルなら徹底「乾燥」+「掃除」
「もしかしたらダニがいるのかも」「かゆいかも」。冬季に布団を長期干せなかったり、梅雨時、部屋が蒸し暑いかつ床材が絨毯などである場合には、確かにダニが殖えつつあるのかも知れません。そんな場合には、まず部屋の湿度をチェックして、換気や除湿を行い終日60%を切るように工夫しましょう。

また掃除機での掃除の頻度を倍から3倍程度に増やします。「畳の上に絨毯」など敷いている場合には、できれば絨毯を撤去。畳を上げ、湿気がたまらないようにします。

■ダニが大量発生してしまったら「くん煙殺虫剤」+徹底「掃除」「乾燥」
まれに目にもはっきり見えるほどダニが大量発生してしまうことがあります。そんな場合には発生してしまった部屋をなるべく密閉して「くん煙剤(くん煙殺虫剤)」をかけ、入念に換気と掃除機がけを行います。これは短いスパンで数回繰り返すとより効果的です。その上で、ダニ捕獲シートなどを併用するとよいでしょう(化学物質過敏症の方はくん煙殺虫剤は避けて)。
 

ダニを大量発生させない!ポイントは「湿度コントロール」

厄介な害虫であるダニですが、ダニは脱水すると、数日から2週間程度で死滅してしまうほど脆弱な生き物でもあります。常に程よい湿り気がないと、生きていけないのです。

つまるところ、住まいの「湿度コントロール」こそが、ダニを脅かす重要なポイントと言えます。

目安は、相対湿度にして60%。外気が乾いている時季なら換気をまめにすること。梅雨時などは除湿機やエアコンの除湿機能を活用すればOK。「ダニの出やすい」気密性の高い住まいほど除湿機などによる効果は高いので、まめに湿度計をチェックする癖をつけておきましょう。

また、畳や絨毯、布団などダニの巣窟になりやすい箇所を、50度以上の高温にさらし乾燥させたり、黒ビニール袋を被せて天日に干したり、布団乾燥機を使ったり、高温スチームクリーナーをかけたりするのも同様に効果的です。

可能であれば、古い絨毯や布団を買い換えることも検討してみてくださいね。



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