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心温まるドイツのクリスマスに行こう!(2ページ目)

レーズンやナッツが詰まった焼き菓子、寒い中飲むのが美味しいホットワイン、ツリーの飾りや民芸品を見て回るのが楽しいクリスマス市。寒いけれど心がポッと温かくなるドイツのクリスマス、体験してみませんか?

執筆者:カルカ 麻美

ドイツのクリスマス菓子

シュトレン
いろいろな種類があるシュトレン。写真は最もオーソドックスなレーズンたっぷりの「クリストシュトレン」
さて、ここでドイツの代表的なクリスマス菓子、シュトレン(Stollen)とレープクーヘン(Lebkuchen)をご紹介しましょう。

シュトレンは、レーズンやレモンピール、ナッツなどがたっぷり入った、重くしっとりとした甘いパン。1400年頃にドレスデンで生まれた伝統あるドイツ菓子です。通常1~2ヶ月くらい持つので、日本へのお土産にも最適。クリスマス市では一切れずつ売っているお店もあるので、いろいろな種類を味比べしてみるのもいいですね。

レープクーヘン
スパイスの効いた「レープクーヘン」もドイツのクリスマスに欠かせないお菓子
レープクーヘンは、シナモン、ナツメグ、コリアンダー、ジンジャーなどたくさんの香辛料、レモンピール、オレンジピール、ナッツ類、そして蜂蜜がたっぷりと入った平たい焼き菓子。ニュルンベルクの名物です。この独特の味、日本人にはちょっと苦手な人も多いかもしれませんが、スパイスたっぷりの甘い香りはドイツのクリスマスに欠かせません。素敵な缶入りのものもあるので記念に持ち帰っても(こちらも長持ちします)。チョコレートコーティングしてあるものは食べやすいので、初めての方にオススメです。

シュトレンもレープクーヘンも、クリスマス市の他、たいていどこのパン屋さんでも売っています。

クリスマスミサに参加してみよう

教会
教会ではクリスマスイブに深夜ミサが行われる。写真はミュンヘンのペーター教会
※クリックすると拡大写真が見られます
クリスマスイブには、教会のミサを覗いてみるのも興味深いでしょう。この日は信者はもちろん、普段教会へ通わない人たちもたくさんミサに訪れます。ガイドもカトリック、プロテスタント両方の教会で何度かクリスマスミサに参加したことがありますが、ドイツ人のクリスマスの過ごし方に触れられる貴重な体験でした。神父の聖書朗読、厳かな聖歌合唱など、静かなクリスマスも趣があっていいものです。

クリスマスミサが行われるのは、イブの12月24日、夜22~0時ごろ(教会により異なる)から25日にかけての深夜。これは、キリストが12月25日の0時に誕生したとされることに由来します。ちなみにこの深夜ミサのことをドイツ語では、「Christmette(クリストメッテ)」と言います。深夜に大勢の人が町の教会に集まるというのは、とても独特な雰囲気。印象深い体験になると思いますよ。



平和に満ちた優しい空気に包まれる感覚が、いつまでも温かい思い出として心に残る、そんなドイツの素敵なクリスマス。魅力はたくさんあるけれど、やはりポイントはグリューワイン。雪の上で飲むグリューワインは体を芯から温めてくれ、何とも言えずおいしいのです。クリスマスの味ですね。ただし、かなり冷え込みますので防寒対策をしっかりと。

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  • 【関連リンク】
  • ドイツのクリスマス菓子(ガイド運営のHPより)
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