そのエリアの色調を統一する
これは、イギリスのウェークハーストプレースという大きなガーデンのなかのひと区画です。右に見える大きなバラを、背が低く、シルバーがかった色の葉をもつラムズイヤーが引き立てています。バラの隣には、ブルー系のフロックス、そして、その手前にはラベンダーと、ピンクからパープル系へのグラデーションで植物が配置されていて、この、ドーンとボリュームたっぷりのバラを中心に、それを引き立てながら、全体のバランスがとれている植栽の例です。
こちらは、「ホワイトガーデンにしたい」というお施主様の要望で、ガイドが施工した庭です。ここに植えられているすべてが、白い花を咲かせる植物ですが、奥のフェンスにバラを這わせ、手前に背の低い宿根草を植えるという風に、植物の高さの組み合わせに変化をつければ、植物同士が埋もれてしまうことなく、それぞれを引き立てあうことが可能です。まだ、植栽してから1年しかたっていないので、ボリューム感に欠けますが、3年ほど経てば、奥の駐車場も気にならなくなるほど、バラが茂ってきてくれることでしょう。
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