家庭菜園/家庭菜園関連情報

シンビジウムを長く楽しむコツとは? 置き場所や水やり、切り戻しなど解説

お歳暮など、冬の贈り物としても定着している洋ランのシンビジウム。せっかくいただいたものを、すぐにダメにしてしまった! ということのないように、シンビジウムを少しでも長く楽しむポイントを3点紹介。置き場所や水やり、切り戻しなど解説します。

小島 理恵

執筆者:小島 理恵

家庭菜園ガイド

シンビジウムを少しでも長く楽しむポイント3つ!

アイスキャスケード
最近は、キャスケードタイプといって、花が枝垂れるタイプの品種が人気です。写真のシンビジウムは、サラジーン‘アイスキャスケード’という品種。
シンビジウムは、洋ランの中でも比較的寒さに強く、花が2ヶ月くらい咲き続けるほど、性質も強いので、お歳暮など冬の贈り物としても定着しています。せっかくいただいたシンビジウムを、すぐにダメにしてしまったという経験はありませんか?

今回は、シンビジウムを少しでも長く楽しむポイントは、下記の3点です。では、順に紹介していきましょう。
 
<目次>

1.置き場所

ファレノプシス
シンビジウムに比べると寒さに弱いファレノプシス。
シンビジウムは、最低温度を7℃に保てば越冬可能といわれています。この、最低温度7℃の洋ランは、他にデンドロビウム・オンシジュウムなどがあり、洋ランの中で比較的栽培が容易なグループとされています。ちなみに、胡蝶蘭で有名なファレノプシスの仲間は、最低温度が10度必要とされています。
 
7℃ということは、基本的に、関東以西の温暖な地域なら、夜の室温の低下にさえ気をつければ、特に温室などの設備を持たなくても冬越しさせることが可能です。

開花中は、明るい室内に置きます。一般的な草花のように、直射日光をさんさんと浴びせる必要はありませんし、逆に窓に近すぎると、夜の気温が一気に下がってしまうので、窓際であればレースのカーテン越し程度の明るさのところで、他の場所でも、明るく感じる程度の場所であればOKです。また、エアコンが効いて室温が高い場所では、そうでない場所に比べると、花の寿命が短くなります。
アーリーホワイト
カーテン越しの明るい室内に置きます。グリーンとホワイトの組み合わせがさわやかなこのシンビジウムは、スリーピングシャルム‘アーリーホワイト’という品種。
洋ランに限らず、観葉植物など室内で育てる植物にとって、一番の大敵は、室温の急激な変化です。例えば、お風呂場の窓辺に観葉植物を置いていて、枯らしてしまった経験はありませんか?お風呂場は、温度・湿度ともに高くなるので、熱帯が原産の植物にとっては良い環境のように思えますが、お風呂を利用しているときに40℃くらいあった室温が、朝方になると急激に低下します。毎日のその繰り返しが、植物にダメージを与え、植物は徐々に元気をなくしていってしまうのです。
 

2.水やり

土の表面が乾いたら、花や葉に水がかからないように、根元にたっぷりと水を与えます。鉢から流れ出た水は、鉢皿などに溜めておかずにその都度捨てるようにします。

また、根が鉢から盛り上がるようにいっぱいに張ってしまい、水がうまく吸い込まないというときは、バケツなどに水をため、鉢ごとそこに数分間つけて、下から吸わせるようにします。

また、開花しているこの時期は、肥料は特に必要ありません。
 

3.切り戻し

洋ランは一般的に開花期間が長く、それが、人気のひとつでもあるのですが、あまりに長く花を咲かせすぎてしまうと、株自体の体力を消耗してしまうので、適切な時期に花を切り戻すことが必要です。

切り戻す時期については、諸説ありますが、切り戻した花は切花として、まだまだ楽しむことができますので、1ヶ月程度、鉢で楽しんだら、思いきって切ってしまえば良いと思います。
切り戻し
 
切るときには、写真のように、花茎の根元から切り離します。

このあと、日光・水・肥料の3点に気をつければ、翌年も、きっと花を咲かせてくれるでしょう。春になり、遅霜の心配がなくなれば、戸外に出してもOKです。夏場は、強烈な直射日光が当たらない場所で管理しましょう。

【関連記事】
【編集部おすすめの購入サイト】
Amazonで人気の家庭菜園グッズをチェック!楽天市場で人気の家庭菜園グッズをチェック!
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます