例えば、ガーデンテーブルにお花を飾っては見たものの、なんだかサマになっていない。とか、道具を収納するスペースが狭くて、庭がいつも雑然とした感じになってしまう。そんな悩みを解決するアイディアを、今回のイギリス旅行で見つけてきました。
日本だったら叱られそうな・・・
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日本だったら、「道具は出しっぱなしにしない!」としかられそうですが・・・ |
あるガーデンを訪れて、はっとしたのがこの空間。雨どいからの雨水を溜める桶とじょうろ。たったそれだけなのですが、この古びた建物と、同じくらい古びた水桶、そしてじょうろの程よい使い古し加減・・・これだけだと、なんだか廃墟みたいですが、ここに生き生きとした植物が加わることで、ひとつの世界が出来上がっています。
日本だったら、「道具は出しっぱなしにしないように!」と叱られそうですが・・・
通りすがりの店先で
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田舎町の何の変哲もない花屋さんでも、ディスプレイが上手い! |
ある町を歩いていて、かわいい!と、思わず足を止めたお花屋さんの店先。ポット苗の入れてあるカゴ・軒先にぶら下げてあるカゴ、よく見ると形はまちまちなのに、店の正面としてひとつの空間にまとまっています。一見、適当に選んだように見えるカゴですが、実は、すべて、同じ素材のもので揃えてあるから、無造作に置いたり、引っ掛けたりしていても、雑然とした感じにならないのですね。
それから、お花に注目してみると、奥に見えるポット苗の花は黄色、真ん中の路上に置いてある切花はピンク、手前に見えるポット苗の花の色は白。出窓の内側に目を移して、そこに置いてある切花は黄色・ピンク・白。室内と外の空間が、お花の色によってリズミカルにつながっている。こういうところに、つくづく「上手いなあ」と感じてしまうのです。。
一見、まとまりのない空間がひとつの世界になる。そのポイントは、
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