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寝台列車で使う英語……単語や例文を解説!

今回は、寝台列車を利用するための英語をご紹介しましょう。単語や例文を解説。海外で夜行列車に乗るというとちょっと緊張するかもしれませんが、意外に安心、何事もなく乗りこなしている人がほとんどです。ぜひ参考にしてみてくださいね。

足立 恵子

執筆者:足立 恵子

トラベル英会話ガイド

寝台列車で使う英語

寝台列車で使う英語

寝台列車で使う英語

日本では最近、寝台列車に乗る機会がとても少なくなってきているそうです。新幹線が発達し、飛行機の料金が安くなって、寝台の利点が少なくなってきているからですね。でも、海外ではまだまだ、のんびり寝台の旅を楽しめる場所がたくさんあります。そこで今回は、寝台列車を利用するための英語をご紹介しましょう。
 

チケットを買うための予備知識

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sleeper(寝台)は「眠る人」という意味でもあります(c) kpmarek
「寝台列車」は英語でsleeper train またはsleeperと言います。「夜行列車」はnight train またはovernight trainで、もちろん、berth(寝台)があるときにsleeperになるわけですが、sleeper car(寝台車両)とseat car(座席車両)の両方がある列車も、sleeperと呼ばれたりするようです。

列車の旅といえば、何といってもまずはヨーロッパ。スペインには、ホテルのような豪華な設備を持つhotel train(ホテル・トレイン)があり、スペイン国内の都市のほか、マドリッドとパリ、バルセロナとミラノなどを結んでいます。また、アジアの国でも列車は意外に人気があり、バンコクとチェンマイというタイの2大都市の間を移動するには、よく寝台列車が使われています。

列車のチケットは日本で購入できることもありますが、現地の窓口で買うには、こんなところに注意します。

first or second
(1等か2等か)
berth or seat
(寝台か座席か)
single or double
(シングルかダブルか)

例えば、2人分の寝台のチケットを買いたいとしたら、こんなふうに頼むことになります。

I'd like two sleeper tickets to Paris, second double berth please.
(パリ行きの寝台チケットを2枚、2等のダブルでお願いします)

中にはsingle やdoubleといったprivate cabin(個室)ではなく、相部屋式になっている車両もあり、これはヨーロッパではcouchette(クシェット)と呼ばれます。一方で、with private toilet and shower(個人用トイレ・シャワー付き)なんていう贅沢な車両もあり、選択肢はかなり複雑。チケット売り場に行く前に、ガイドブックなどでどんな種類のチケットがあるのか調べておくといいかもしれません。
 

「食堂車」を英語で言うと?

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迷ってあせらないよう、駅には早目に到着しておくように
日本では減少しつつありますが、海外ではまだまだたくさんの機会がある、ロマンチックな寝台列車の旅。ここでは、列車に乗り込むときに必要な表現をお教えします。

日本では駅に着くとあちこちの掲示板に列車名・行き先・出発時刻・出発ホームなどが書かれていますが、海外の駅では、これといった表示がないこともあります。出発ホームがわからないときは、駅員さんにこう尋ねてみましょう。

Where's the platform for the sleeper train for Paris?
(ウェアザプラトフォームフォザスリーパートラインフォパリス/パリ行きの寝台列車のホームはどこですか?)

「ホーム」はplatform(プラトフォーム)と言うので、注意してください。中には「駅に改札がない!」と思う人もいるかもしれませんが、ヨーロッパでは、たいてい列車の中でconductor(車掌)さんがチケットをcheckすることになっていて、列車の駅には改札はありません(地下鉄などの「改札」はticket wicketと呼ばれます)。

席を見つけるには、相手にチケットを見せながらWhere's my seat?と聞けばいいでしょう。荷物は通常、寝台の上のほうにある荷物棚か、寝台の下に入れます。

食事はチケットの中に含まれていて部屋まで運んできてくれるケースと、食堂車まで行って自分でオーダーするケースなどがあります。「食堂車」といっても、きちんと食事のできるdining car [ダイニンカー]ではなく、飲み物とサンドイッチなど軽食があるだけのbuffet car [バフェイカー]だったりすることもあるので、これまた事前に注意が必要です。dining carの場合は、単にrestaurantと言ってしまってもOK。普通のレストラン同様、朝食や夕食を出す時間が決まっているので、車掌さんにこんなふうに尋ねてみましょう。

What time does the breakfast begin?.
(ワタイムダザブレクファストビギン/朝食は何時に始まりますか)

夜寝るときは、private cabin(個室)になっているときはたいていlock(鍵)がついているので、念のため鍵をかけておくのを忘れないように。毛布や枕はberth(寝台)についていますが、飛行機のようにAnother blanket, please.(毛布もう一枚ください)なんて頼めるわけではないので、冬は自分で暖かい服を用意しておくといいですね。

海外で夜行列車に乗るというとちょっと緊張するかもしれませんが、意外に安心、何事もなく乗りこなしている人がほとんどです。今度海外で長距離の移動をすることがあったら、ぜひ試してみましょう!

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