candy barの意味……チョコレートもcandy?
これもれっきとしたcandyです
アメもチョコもcandy
日本では「女性が男性にチョコレートを贈り、愛を告白する日」ですが、欧米では、「恋人たちがロマンチックに過ごす日」で、たいてい男性から女性に贈り物をします。チョコレートは贈り物として代表的な物のひとつですが、実は英語では、「チョコレート」は必ずしもchocolateと言うとは限らないのです! では、どんな言葉を使うかというと……。
candy
英語圏、特にアメリカでは、「キャンディやチョコレート」のことをcandyと呼びます。Would you like some candy?と言われて、アメをくれるのかと思ったら、実はチョコだった! なんていうこともあるのです。
カリフォルニア生まれのチョコレート・ショップSee's CANDIESは最近日本でも人気ですが、「チョコレート・ショップ」をcandy shopと言ってしまっても、もちろんOKです。
candy bar
よく、「棒状のアメ?」なんて思う人がいるのですが、candy barとは日本のキオスクやコンビニでおなじみ、チョコレート・バーのことです。映画でハリー・ポッターを演じる俳優ダニエル・ラドクリフの好物がチョコレート・バーだというのは有名な話で(Mars Barがお気に入りだそうです)、海外のメディアでは、Faovite food: candy bar(好物:チョコレート・バー)と紹介されていたりします。
さて、一方で、chocolateと言ってもそれが「チョコレート」のことではないこともあります。たとえば、こんなふうに聞かれたら、果たして何を勧められているのでしょうか?
Would you like some hot chocolate?(ウドューライクサムチョカラト)
hot chocolateというと、まるでチョコレートを温めたみたいですが、これは単に日本でいう「ココア」のことです。cocoa(コウコウと発音)とも言うのですが、一般にはhot chocolateのほうがよく使われているので、英語で注文するときは、こんなふうに言ってみましょう。
I'll have some hot chocolate.(アイルハヴサムハトチョカラト/私はココアにします)
パンや豆もお菓子の仲間⁉
カラフルなjellybeansはアメリカの定番お菓子
shortbread
「短いパン?!」なんて思っちゃいそうですが、「ショートブレッド」と言えば、スコットランドの有名なお菓子ですね。バターがたっぷりで、厚手のビスケット状になっています。日本のスーパーやコンビニでも、輸入物であるWalkersのショートブレッドがよく売られています。赤いタータンチェック柄のパッケージが目印、ぜひ探してみてください!
gingerbread
ginger(ジンジャー)は「しょうが」なので、「しょうが入りパン?!」なんて思ってしまいますが、これはクリスマスの定番お菓子の一つ、人型をしたクッキーです。ちゃんとしょうがも入っています! また、gingerbread houseと言うと、しょうが入りクッキーで作った家のことで、これも海外でクリスマスによく見かけます。
biscuit
通常お菓子の「ビスケット」ですが、スコーンのような厚手のパンを指すこともあります。ハチミツやジャム、クリームチーズなどをつけて食べます。
pudding
たいていは「プリンやババロア」ですが、ナッツを入れて焼いたケーキを指すことがあります。Christmas puddingと言えば、ナッツや果物のピールを入れて焼いた、クリスマスに欠かせないケーキですね。一方で、puddingはイギリスではソーセージのことだったりもするので、要注意です!
さて、アメリカでは、子どものころに誰もが大好きな、有名なbeanがあります。beanは「豆」という意味ですが、もちろん本物の「豆」ではありません。それは、普段こんなふうに呼ばれています。
jelly beans(ジェリービーンズ)
jellyは「ゼリー」のことなので、「豆型のゼリー」と考えるといいですね。色とりどりで、とってもきれいなのが特徴です。なお、アメリカでは「ジャム」のこともjellyといい、peanuts butter and jelly sandwich(ピーナツバターとジャムのサンドイッチ)は、子どもたちの大好きなお弁当メニューなんだそうです。いかにも甘そうですが、よかったらお家で試してみてください!
【関連記事】