丁寧にするための三原則
「絵ハガキ」はpostcardでOK |
1)疑問文にする
2)婉曲的な言い回しを入れる
3)長めの文にする
日本語でも飛行機やレストランで水をもらうとき、「水をください」ではなく、「お水もらえませんか?」とか、「すみませんが、お水いただけるとありがたいんですが」なんていう言い方をしたりしますよね。英語でも、それは同じことです。ますは、「1)疑問文にする」です。
△Water, please.
○Can I have some water?
(キャナイハヴサモォーター?/お水もらえますか?)
実は、英語のCan I ~?は、「お願いするための表現」としては、Pleaseよりずっと一般的な言い方です。これを使うにはきちんと動詞を入れないといけないので、「お水をもらう=have some water」といった知識が必要になってきますが、できるだけちゃんとした英語を話したい人は、Can I ~?を使ってみましょう。
次は、「2)婉曲的な言い回しを入れる」です。日本語でも「お水もらえたりするでしょうか」なんて回りくどく言ったりしますが、英語ではcanをcouldという形にすると、丁寧度がアップします。
○Can I have some water?
○Could I have some water?
(クダイハヴサモアウォーター?/お水いただけませんか?)
これが言えれば、一般に旅行者の英語としてはもうバッチリです。でも、たまには「ひょっとしてダメかもしれないけれど、なんとかお願いしたい」なんていう状況がありますよね。そんなときは、「3)長めの文にする」が有効です。例えば、ホテルのフロントの人が忙しそうだけれど、できれば絵ハガキを出しておいてほしい、なんていう場合。
△Send this for me, please.
○Can you send this for me?
◎Could you send this for me?
こういう言い方でもちろんOKですが、「なんとかお願いできませんでしょうか」という気持ちを付け加えたいときは、もうちょっと長くします。
◎Is it possible for you to send this for me?
(イズィトパシブルフォユートゥセンディスフォミ/これを出していただけませんでしょうか)
「Is it possible for you ~なんて、いちいち言えない!」と思うかもしれませんが、カタカナを見てください。してほしいことの前に、「イズィトパシブルフォユー」をつけるだけ。慣れてしまえば、さらっと口から出てきます。
なお、「長くする」という法則から言うと、これらの言い方にPleaseをつけるのもGOODです。
○Can you send this for me, please?
◎Could you send this for me, please?
◎Is it possible for you to send this for me, please?
単独ではぶっきらぼう? と思えたPleaseも、他の丁寧表現と一緒に使えば、ちゃんと丁寧度をアップする役割を果たしてくれるのです。
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