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Yesが「いいえ」でNoが「はい」?!(2ページ目)

英語では「~しないんですか」と聞かれてYes.と答えると、「いいえ、します」と言っていることになってしまいます!こんな混乱を解決する方法をお教えしましょう。

足立 恵子

足立 恵子

トラベル英会話 ガイド

朝日JTB・交流文化塾で英会話を指導。語学学習、国際交流、異文化コミュニケーションに関する書籍や雑誌記事の編集、執筆も手がけている。

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応急処置を覚えておこう

flight
Aren't you cold?と聞かれてNo.と言ったら、「寒くない」ということ
日本語の「はい/いいえ」とは違う、英語のYesとNo。間違えずにうまく会話を続けるには、こんな方法があります。

<はい、そうではありません>
空港の係員:You are not a U.S. resident, are you?
(ユーアーナタユーエスレジダント、アーユー/あなたはアメリカの居住者ではありませんね)
旅行者:Right. I live in Japan.
(ライト。アイリヴィンジャパン/はい。私は日本に住んでいます)

*ここで、Yes. I live in Japan.と言ってしまうと、「はい、私はアメリカの居住者です。私は日本に住んでいます」と言っていることになってしまいます。これではきっと、相手は混乱してしまいますね。

<いいえ、そうです>
客室乗務員:(コップを片付けながら)You don't need this anymore, do you?
(ユードンニーディスエニモア、ドゥーユー/もうこれは必要ではありませんね)
旅行者:I don't think so. Please leave it here.
(アイドンスィンクソウ。プリーズリーヴィトヒア/そんなことはありません。ここに置いておいてください)

*ここで、No. Please leave it here.と言ってしまうと、「いいえ、必要ありません。ここに置いておいてください」と言っていることになります。これでは、相手はどうしていいかわかりませんね。

いかがでしたでしょうか。ひとつだけ注意しておいてほしいのは、このRight.とI don't think so.はあくまで応急処置であって、ひとまず言いたいことは通じるものの、場合によっては自然な英語に聞こえないこともある、ということです。ネイティブにきちんと理解してもらうには、やはり「Yes+肯定文」「No+否定文」の発想をマスターしたいもの。普段から頭の中でYesとNoで答える練習をして、英語的な発想を身に付けるようにしましょう。

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