運転手と話が通じない?!
ロンドンのタクシーに乗るときの注意は? |
マリさんは友人と憧れのロンドン旅行に出かけました。ヒースロー空港から市内のホテルまでは、タクシーで行くことにしました。
■見つけてみよう!どこが間違い?
マリ:あら、ドア開けてくれないわ。Please open the door.
運転手:Where to?
マリ:To the Kensington Hotel.
運転手:OK.
マリ:あら、ドアは自分で開けるのね(と言って乗り込む)
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(目的地に着いて)
マリ:降りろって言ってるみたい。How much?
運転手:Fourty-five ponds.
マリ:Here’s fifty. Five pounds is tip.
運転手:Thank you. Ah ... could you close the door please?
■会話を診断します!
マリ:Please open the door.
「ドアを開けてください」と言ってもダメですね。外国ではたいてい、タクシーのドアは乗客が自分で開閉します。ただ、ロンドンのタクシーの場合、乗り込む前に運転手に行き先を告げることになっています(行き先によっては乗車を断られることも)。ロンドンのタクシーは、運転手さんにとっての「小さなお城」のようなもの。OKをもらって初めて乗り込むことができるのです。
マリ:降りろって言ってるみたい。How much?
ロンドンやニューヨークでは、運転席と後部座席が透明な板で仕切られていて、互いの話はあまりよく聞こえません。ニューヨークでは、料金を支払うために小窓を開けたりしますが、ロンドンでは、客が降りて外から窓ごしに払うことになっています。
マリ:Here’s fifty. Five pounds is tip.
これでも話は通じますが、「おつりはとっておいて」にはKeep the change.という言い方があります。このほうがスマートな感じですね。
運転手:Could you close the door please?
「ドアを閉めてもらえませんか?」と言っていますね。日本人がついやってしまうのがコレ。客が降りるときにドアを閉めないと、運転手さんはわざわざ車から出て自分で閉めないといけないのです。逆に、日本に来た外国人は、自分でタクシーのドアを開け閉めしようとして、日本の運転手さんを困惑させてしまうそうです……!
⇒それでは、ロンドンのタクシーにスマートに乗るための会話を見てみましょう。