「英語の習慣」をつかむ
よく、「いらっしゃいませ、は英語でなんて言うんですか?」なんて聞く人がいますが、これがわかっただけでは、英語はしゃべれません。次の2つの例を見てみてください。【A:日本のお店での典型的なやりとり】
客:スーッと入っていく。
店員:「いらっしゃいませ」
客:無言で商品を見る。
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客:お金を払うと、無言で出て行く。
店員:「ありがとうございました」
【B:外国(主に西洋)の店での典型的なやりとり】
客:Hello!(こんにちは!)
店員:Hello!(こんにちは!)
客:商品を見る。
店員:May I help you?(お手伝いいたしましょうか?)
客:Thank you.(ありがとう)
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客:金を払う。
店員:Thank you. Have a nice day!(ありがとう。よい1日を!)
客:Thank you. You, too.(ありがとう。あなたもね)
このBの流れを知らないと、英語は話せません。Bをそのまま日本語でやったら変であるように(アメリカ生活の長かった私の友人は、日本に帰ってもしばらく、店を出るたび「ありがとう!」と声をかけていました……)、Aをそのまま外国でやったらどんなことになるか……。
自分の言いたいことをそのまま英語に直すのではなく、「英語ではこういうとき、なんて言うか」を考えてください!
【具体的な練習方法】
フレーズを覚えるときは、会話例の中で身につけるのがベスト。このサイトの中でも、簡単な会話例をご紹介しています。
自然な英語のやりとりを知るには、テレビドラマや映画も参考になります。レストランに行くシーンや買い物のシーンなどは、特に注意して見るようにしてくださいね。
見るときのポイントは、
■しぐさにも注目してください。オーダーするときは、メニューから顔を上げてウェイター/ウェイトレスの顔を見ます。
■オーダーひとつにもいろいろな言い方があります。バリエーションに注意してください。
⇒次は「万能フレーズ」を知るです!