異国の「発見」が日本文化の中心!
好奇心旺盛という共通点をもつ日本人とブルターニュ人 |
Stéphane:日本人、より正確に言うならば日本人女性は、世界中のextraordinaire(エクストラ オルディネール/変わった)ものを好むように思われます。
tourisme(トゥーリスム/観光)、consommation(コンソマシオン/消費)、activités culturelles(アクティヴィテ キュルチュレル/文化活動)やapprentissage d'autres langues(外国語の勉強)など様々な国や異なる文化のdécouverte(デクーヴェルト/発見)というものが日本文化の中心にあるのではないでしょうか。こうした意味では、日本人は本当にブルトン人にそっくりです!
越智:なるほど。日本での語学書の売り上げは、世界的に言っても桁外れであると聞いたことがあります。l'esprit ouvert(レスプリ ウヴェ-ル/開かれた精神)という点では、確かにおっしゃる通りかもしれません。
遠くにある外国は好きでも目の前の外国人はなぜか苦手!
食事を通して交流を深めることも大事 |
個人的には、言葉の問題とか、受容は得意でも発信は苦手という一種の日本人の積極性の欠如みたいなものが原因だと思うのですが、こうした点に関して日本人とフランス人との間にmentalité(マンタリテ/精神構造)の違いがあると思われますか?
Stéphane:奇妙なことに、日本人は世界に対しては非常にオープンであるのに、外国人(gaijins)を目の前にすると、ものすごくtimides(ティミッドゥ/臆病)です。
越智:日本人代表として、とってもわかります。これが、不思議なことに海外にでるとそうでもないんですけど……。ある種、単一民族的な習性というか、日本で外国の方に出くわすと、なぜか「いないはずの人」が目の前にいる!という感じで心臓がドキドキします(笑)。一方では、コミュニケーションとりたくてうずうずしているんですけどね。
Stéphane:だからこそ、率先して交流を行ったり、rencontres(ランコントル/出会い)やmanifestations(マニフェスタシオン/イベント)の機会を提供することが必要だと思っています。
難しく考えずに、雰囲気を楽しもう!
楽しげな雰囲気漂う鎌倉散歩 Bretons du Japonでは様々なイヴェントを実施している |
言語やメンタリティの問題に必要以上にしばられるべきではありません。
Ce qui est important, c'est la convivialité partagée !
(大事なのは、打ち解けた雰囲気を共にわかちあうことです!)
同じアホなら踊りゃなソン、ソン!みなさんも、思いきって、フランス人の輪の中にとびこんでみてはいかがでしょうか。Stéphaneさん、今回は御協力どうもありがとうございました!
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