「フランス人と友達になりたいけど機会にめぐまれない!」多くのフランス語学習者の方がこうした共通の悩みを抱えていらっしゃるようです。以前の記事 『本気でフランス人と友達になる!』では、メールのやりとりを通じてフランス人の友達を探す方法について考えてみました。 今回は、思いきって日仏交流のために様々な活動を行っているassociations(協会)に参加してみよう!ということで、L'association Bretons du Japonの主催者であるStéphane PEANさんに、活動の内容や、日本人の特徴についてお話を伺ってみました。
Bretons du Japonって何?
日本とブルターニュの交流をめざすBretons du Japon |
越智:まずは、Bretons du Japonについて教えていただけますか?
Stéphane:Bretons du Japon協会は、文化や経済などの側面でブルターニュと日本間の交流の手助けができるよう、ブルトン人と日本人を集めています。
越智:日本人とフランス人メンバーの数はどのくらいなんでしょう?
Stéphane:登録されているadhérents(アデラン/会員)は、約60名以上で、そのうち20%ほどが日本人です。広い意味でのネットワークを入れると120名ほどになるでしょうか。l'ambassadeur de France(ランバサドゥ-ル ドゥ フランス/フランス大使)のGildas LE LIDECとle Consul(ル コンスュル/領事)のPhilippe LE CORREは二人ともブルトン人で、大使はこの協会の Président d'Honneur (プレジダン ドヌール/名誉会長)でもあります。
ブルトン人と日本人の共通点とは?
神秘的なケルト文化は日本での人気も高い |
越智:どうして、ブルターニュと日本なんですか?
Stéphane:ブルトン人は、日本人のようにTraditions(トラディシオン/伝統)と Modernité(モデルニテ/現代性)がまざりあう確固たるidentité culturelle(イダンティテ キュルチュレル/文化的アイデンティティ)を持っています。
アイルランド音楽やケルトの祭典などla culture celtique(ラ キュルチュール セルティック/ケルト文化)は日本でも人気ですし、crèpes(クレープ)やgalettes(ガレット)、sel de Guérande(ゲランドの塩)やcaramel au beurre salé(塩バターキャラメル)といったブルターニュ製品もよく売れています。
とはいっても、私たちの地方は日本の人たちにあまりよく知られていません。いろいろな行事や交流を通して、日本人とブルトン人をつなぐ架け橋になれればと願っているのですが……。
次ページでは、ちょっとふみこんで「日本人」について聞いてみましょう。