ヴァレンタインにホワイトデー、寒い季節だからこそ恋の芽生える確率も大?今回の記事は、人気Podcast番組Chocolatとの共同企画第3弾!テーマはズバリ Mots d'Amour(愛の言葉)です。Chocolatでは、おフランス的に熱烈な愛の詩を自動的に創作してくれるおもしろサイトを、ガイド記事では、切ない恋心を歌わせたら世界一!? 「百人一首」を特集いたします。
口説き文句なら世界一?「フランス詩」で愛を語る
自動的に「愛の詩」をつくってくれるおもしろサイト |
今回Podcast番組Chocolatで特集されているのが、「愛の詩」自動作成サイトle Générateur de Mots d'Amour。このサイトなかなかの優れもので、Un homme(アノム/男性)、Une femme(ユヌ ファム/女性)用の2種類があり、詩を贈りたい相手のprénom(プレノン/名前)や、 la couleur de ses cheveux(髪の色)、性格やルックスを表す形容詞などを入力するだけで、熱烈な愛の言葉を紡ぎ出してくれます。
楽しいので是非チャレンジしてみていただきたいのですが、その出来映えのほどは?Chocolatでは、ガイドあてに試しに贈られた愛の詩の内容に関しても公開しておりますので、是非ご参考になさってください。
日本人の心に心底ひびく恋の歌
光孝天皇(830-887) |
Quand pour vous ma Dame
par la lande printanière
cueillais jeunes herbes
sur la manche de ma robe
la neige encore tombait (Kôtô Tennô)
(きみがため 春の野に出でて 若菜つむ わが衣手に雪は降りつゝ)
詠み人は、光孝天皇。降りしきる雪をもろともせず愛する人のために「若菜」を摘んでいる情景が、必死にプレゼントを選んでいる健気なあなたのイメージに重なりあうこと間違いなし。フランス語では、贈る相手はDame(ダム/女性)として訳されていますので、ma Dame(マ ダム)の部分をmon Amour(モナムール/私のいとしい人)と変更すれば、性別問わず活用できます。
相手への想いをほのめかすのは最低限にとどめ、控えめながらも相手が自分のことを想ってくれるようしっかりと自己PRをするのが、「百人一首」恋の歌のテクニック。そんな華麗な変化球を次ページでもたっぷりお楽しみください。