アメリカ映画のタイトルのフランス語読みにチャレンジ!

harry
フランスでもまだまだ人気のハリーポッター
フランスでのアメリカ映画のタイトルは、日本でも大人気だった『Spider-Man』(スパイダーマン)や『Batman』(バットマン)のように英語読みでそのまま通用するものと、『Harry Potter』(アリー ポテール/ハリーポッター)や『Superman』(スュペールマン/スーパーマン)のように、フランス語風の発音になるものがあります。

もちろん、英語風の発音でも通じないことはないのですが、突然フランス人に「アリー ポテール」と言われたら、一瞬頭が???状態になる確率は高いですよね。

まずは、なぜHarry PotterのHarryが「アリー」という発音になるかですが、これは「フランス語のH(アッシュ/エイチ)は発音しない」という大原則に基づくためです。つまり、Hiroshiという名前は「ヒロシ」ではなく、「イロシ」と発音されます。ホテルを意味する単語は、フランスでも英語とほぼ同じでhôtelと表記しますが、読み方は「オテル」。マスターできたでしょうか?

注意!日本人が間違いやすい「U」の読み方

さて、さきほどのお話の中にもでてきた『Superman』ですが、このSupermanのsuperはフランス語でよく使う言葉ですので、正しい発音をマスターしてください。「スーパー」ではなくて「スュペール」です。

フランス語会話の中で、Super !と言えば、それは「スゴイ!」という意味です。英語のveryと同じ意味をもつフランス語のtrès(トレ/大変)のかわりに、このsuperを使うこともよくあります。フランス語で「スーパーマーケット」は、supermarché(スュペールマルシェ)ですので、あわせて覚えておきましょう。

フランス語の読みは、例えばaは「ア」と読むなどローマ字読みに近いものが多くあるので、ここで使われているuの読み方を、「ウ」と読んでしまう間違いが日本人には非常に多いのですが、正しい読み方は「ユ」ですので気をつけてくださいね。

それでは一つ問題です。映画にもなった人気のアメリカンコミック『Hulk』(ハルク)。フランス語ではどのように発音するでしょうか?

正解は「ユルク」。Hは読まない。Uは「ユ」と発音。この2つの規則を応用して、正解できたでしょうか?

「シャルリー」とチョコレート工場!?

charlie
発音に注意!『チャーリーとチョコレート工場』
それでは、DVDの発売も間近で、日本でも大人気の『チャーリーとチョコレート工場』。この作品のフランス語タイトルは『Charlie et la chocolaterie』(シャルリ エ ラ ショコラトゥリ)です。

ここにでてくるet(エ)は英語の「and」と同じ、la chocolaterieは「チョコレート製造工場」の意味ですから、原題に忠実なフランス語訳がつけられています。この映画タイトルからは、「Ch」の読み方をお勉強することとしましょう。

Chはフランス語では、普通「シュ」という音に近い発音になります。(一部、人名や学術用語などで[k]という読み方をするものもあります。)汽車の走る「シュッシュッポッポッ」という音を真似するような感じで、口を前に突き出して発音しましょう。

チョコレートのことを「ショコラ」とフランス語でいうことはご存じの方も多いと思います。綴り字はchocolat。chを「シュ」という音で発音するという規則と、語末の子音字は普通発音しないという、フランス語の大事な規則が2つ含まれている単語です。また、英語で言うところの「チャンス」はフランス語も全く同じchanceという綴りですが、読み方は「シャンス」となります。

ということで、Charlieは「チャーリー」ではなく「シャルリー」おじさんとなるわけですね。

次ページは、映画『スター ウォーズ』と『アメリ』のお話です。